米国で豚インフルエンザが人に感染
新たな豚インフルエンザが米国で人の感染したとの米国の疾病対策センター(CDC)の発表を少し前の日本経済新聞が報じていました。
この豚インフルエンザはA/H3N2ということで、香港インフルエンザ(A香港型)と同じ亜型です。
豚に接触がない幼児から幼児へ感染しているようで人に感染しやすく変異しているかもしれません。
幼児の親の感染状況は記事からはわからないけれど、もしかしたら病原性が弱く親は感染に気がつかなかったのかもしれません。親の抗体を調べればある程度のことはわかるのでしょう。
また、このウイルスは2009/10シーズンに流行したパンデミック H1N1 2009の遺伝子の一部を保有しているということで、いくつかの豚や人のインフルエンザウイルスが組み合わさって変異したものかもしれませんね。
関連エントリー:米国で豚インフルエンザ A/H3N2がヒトに感染 (2011.09.04)
新種の豚インフル、米国で人から人へ感染か 幼児3人が発症、既に回復
米疾病対策センター(CDC)は25日までに、米アイオワ州の子供3人が新種の豚インフルエンザウイルスに感染したと発表した。3人は既に回復している。
3人は豚との接触歴がなく、限定的に人から人への感染が広がったとみられる。米国では7月以降、同ウイルスへの感染がこのほか7人報告されているが、豚との接点がないのは今回が初めて。
ウイルスが変異して人から人に感染しやすくなれば、世界的大流行につながる恐れもあることから、CDCは国内の病院に監視を強化するよう呼び掛けている。
関係者によると、3人は生後11カ月と2、3歳の男女児。CDCによると、3人は11月にインフルエンザの症状を発症、検査の結果、H3N2型の豚インフルエンザ感染が判明した。3人は同じ集まりに出たことはあるが、豚との接触歴はない。今のところ3人以外の感染は確認されておらず、CDCは「広がりは限定的」とみている。
ウイルスは2009年に新型インフルエンザとして世界的に大流行したH1N1型のウイルス遺伝子の一部を保有しているのが特徴。
2011/11/26/日本経済新聞
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 2024年10月の日本の人口は前年の比べ微減(2025.04.15)
- アナログレコードの販売が好調のようです(2025.04.10)
- 「エフエムしみず」と「シティエフエム静岡」が合併し4月1日から「エフエムしみず静岡」に(2025.03.28)
- 3月29日から静鉄電車に急行が復活(2025.03.14)
- 静岡県の2024年産荒茶生産量が鹿児島県に抜かれたというけれど(2025.02.19)
「ウイルス、細菌、微生物」カテゴリの記事
- 季節性インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も下火になりました(2025.03.27)
- 季節性インフルエンザは急激に減ってきました(2025.02.17)
- 依然、インフルエンザの流行は止まりませんね(2025.01.23)
- ’24/25シーズンのインフルエンザの患者数はここ10年で最大になるかもしれない(2024.12.31)
- 鳥インフルエンザで初の死者 -米国(2025.01.07)
「健康」カテゴリの記事
- 2024年10月の日本の人口は前年の比べ微減(2025.04.15)
- 季節性インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も下火になりました(2025.03.27)
- 季節性インフルエンザは急激に減ってきました(2025.02.17)
- 依然、インフルエンザの流行は止まりませんね(2025.01.23)
- ’24/25シーズンのインフルエンザの患者数はここ10年で最大になるかもしれない(2024.12.31)
コメント