新幹線も世代交代ですね
来春に東海道新幹線から300系が姿を消すという話は以前からアナウンスされていましたが、東北新幹線から200系も姿を消すんですね。少し前の朝日新聞が報じていました。
僕にとって新幹線といえば0系のイメージが強く、300系が姿を消しても0系が引退した時ほど感慨はないかな。
新幹線も時代とともにモデルチェンジがされ、高速になったり快適になったりしていくんですね。
・ JR東海 300系東海道新幹線 東静岡駅付近
新幹線、世代交代 「高速化」路線、分かれ道
新幹線の系譜
新幹線の「高速化時代」を開いた車両が相次いで引退する。高速化の礎を築いた200系が18日に東北新幹線から姿を消し、来春には東京―新大阪を2時間半で結んだ300系も引退予定だ。さらなる高速化を目指す東北に対し、快適性重視に転じる東海道・山陽。今後の道は分かれる。
■200系 「緑の疾風」東北を去る
1982年の開業以来、東北新幹線を30年間も走り続けてきた200系。東北新幹線でのラストランは18日だ。今後は上越新幹線の「たにがわ」などとして走るという。
愛称は「緑の疾風(はやて)」。64年開通の東海道新幹線0系を改良し、先頭車両に雪をはね飛ばす装置も取り付けた。
盛岡―大宮の開業で、所要時間は在来線の6時間1分から3時間17分に。
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上野まで延伸した85年に最高速度は240キロに引き上げられ、盛岡―上野が2時間45分、仙台―上野が1時間53分に短縮された。競合する羽田―仙台、花巻の航空路線はこの年、廃止に追い込まれた。
当時の国鉄は世界最速のTGV(仏)と並ぶ270キロを目標に掲げていた。200系は86年に試験走行で271キロを達成。
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だが、90年代前半に700両あった200系も現在は110両。97年に投入された最高速度275キロのE2系(502両)に取って代わられた。今年はE5系も「はやぶさ」としてデビューした。最高速度は300キロで2013年度には320キロまで引き上げられる。
JR東は「北海道まで延伸される東北新幹線はさらなる高速化が必要」と、360キロで走れる新車両の開発も目指している。
■300系 空路脅かした「ワシ鼻」
東海道・山陽新幹線からは300系が来春に引退する。初代「のぞみ」として92年にデビュー。車体にはアルミ合金を使うなど25%の軽量化を実現。空気抵抗を減らすための「ワシ鼻」など高速化にこだわった。
それまでより50キロ速い270キロ。東京―新大阪は2時間半と19分短縮した。
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東京―大阪は空路との戦いの歴史だ。64年の開通時の東京―新大阪は4時間。翌65年には3時間10分になり、初めて3時間を切ったのは86年だ。全日空(ANA)の小沢美良(みよし)上席執行役員は「2時間半という時間は航空業界には脅威。大きな転換を迫られた」。航空業界が空港ラウンジの高級化や機内サービスに力を入れ始める契機となった。
300系の引退後、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」はすべて最新型のN700系になる。最高速度300キロ。しかし急カーブが多い東海道新幹線では、もはやスピードアップは限界とされる。
12年から導入される新型車両N700Aも高速化は目指さない。JR東海の坂上(さかのうえ)啓・新幹線鉄道事業本部車両課長は「高速化は今後リニアモーターカーで目指す。東海道新幹線は年間約1億4千万人が乗る大動脈。乗り心地、快適性を高め、安定した運行を目指したい」と話している。
2011/11/15/朝日新聞
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