学問のすすめ/福澤諭吉
先日、入院した時に病室でぼんやりテレビを見ていたら、NHKで福澤諭吉の特集をやっていて齋藤 孝さんが解説をしていました。
僕は啓蒙書の類はほとんど読まないのだけど、齋藤さんの解説が熱心で読んでみようかと思って、退院後に読みました。
僕は福澤諭吉について歴史上の人物という以上によくは知りません。有名な「学問のすすめ」も、“天は人の上に人を造らず‥‥”のフレーズは知ってはいるけれど、これまで読んだことがありませんでした。
「学問のすすめ」は、初編の「学問には目的がある」から第17編の「人望と人付き合い」まで17編で構成されています。内容は、国家の在り方から個人の生き方まで、幅広く扱っています。
人は平等であること。そして、人と人を分けるのは学ぶか学ばないかということ。そして、学んだことは実践しなければ意味がないことが、全編を通して書かれています。
明治のはじめに書かれた本ですが、今でも十分すぎるほど通じる内容だと思います。内容はストイックで怠け者の僕には耳の痛い内容ばかりだけどね。
現代語訳 学問のすすめ/福澤諭吉 (Fukuzawa Yukichi)/齋藤 孝(Saito Takashi)(訳)/ちくま新書/2009
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