雑文集/村上春樹
「雑文集」は、村上春樹が1979年から2010年までの間にあちこちに書いた雑多な文章がまとめられています。
収められた69編の文章は、「序文・解説など/あいさつ・メッセージなど/音楽について/『アンダーグラウンド』をめぐって/翻訳すること、翻訳されること/人物について/目にしたこと、心に思ったこと/質問とその回答/短いフィクション - 『夜のくもざる』アウトテイク/小説を書くということ」という10のカテゴリーにわけられ掲載されています。
それぞれの文章は10ページ程の短いものです。
一編の短かさもあって、先日の10日程の入院した時に持って行きました。
実際、読んでみると一編の短かさの割には読み応えがありました。
村上がどのように文章を生み出しているのかよくわかります。
村上の物語は、年とともに社会へのコミットが深くなっていると感じます。
でも、活動のほとんどを書くことに費やし、作品で読者とつながる。それは、30歳の頃から変わっていないんだね。
雑文集/村上春樹 (Murakami Haruki)/新潮社/2011
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