神の子どもたちはみな踊る/村上春樹
東北地方太平洋沖地震の後の心の奥にずっしりと淀んだやり切れなさは何なんだろう。
地震という自然の巨大な暴力に対してなす術のない僕に対するやり切れなさなのだろうか。
村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」は、阪神・淡路大震災の後に書かれた短編集です。
短編には震災が背景として描かれています。直接、主人公達が被害を被ったわけではないけれど、震災の光景が物語に淀みのような影を落としています。
そして、この短編集に収められた作品には、とても分かりづらいけれどそして個人的だけど希望が書かれています。
神の子どもたちはみな踊る
・ UFOが釧路に降りる
・ アイロンのある風景
・ 神の子どもたちはみな踊る
・ タイランド
・ かえるくん、東京を救う
・ 蜂蜜パイ
村上春樹(Murakami Haruki)/新潮社/2000
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