東北地方太平洋沖地震のマグニチュードは9.0
3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震の被害状況は、日を追うごとに明らかになりつつあります。
僕はテレビやラジオからの情報でしか知ることができないけれど、それを見たり聞いたりするだけでも津波を中心とした被害の大きさに言葉を失います。
復興までの長く辛い道のりに僕も協力できることはないのだろうか?
この地震の規模 マグニチュードは、当初8.4と発表され、その後8.8に訂正されました。
さらに今日、気象庁が内容を検討した結果、9.0としました。
20世紀以降に世界で起こったマグニチュード9.0以上の地震を理科年表で拾ってみてもそれほど多くありません。
気象庁の資料によると、最初の巨大な破壊に続いて、2つめ、3つめの巨大破壊が起こったとのことです。
東海地震が懸念される静岡では、今回の地震と同じような状況になるかもしれません。
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の地震について(第15報)
今回の地震について、詳細に解析した結果、地震の規模(マグニチュード)を、8.8から、9.0とします。
外国の地震観測データを用い、本震による震源域の破壊の進行の様子(破壊過程)を調べたところ、通常より複雑なかたちで3つの巨大な破壊が連続して発生していることが分かりました。このため再解析した結果、地震の規模は、マグニチュード9.0であることが分かりました。
なお、今回のような複雑なかたちで破壊した地震は極めて希で、1つめの巨大な破壊に相当する波形とは異なる通常見られない特殊な地震波形が認められ、再調査したところ、これが2つめ、3つめの巨大な破壊に相当することが判明しました。
(注)ここで示す地震の規模は、CMT解析によるモーメントマグニチュード(Mw)
2011/03/13/気象庁 PDF 1.1MB
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