福島ではキンクロハジロに鳥インフルエンザH5N1、宮崎ではニワトリにH5
昨年の10月以降、北海道、富山県、鳥取県、鹿児島県で、野鳥のカモやハクチョウ、ツルから高病原性鳥インフルエンザH5N1亜型が検出されています。
今度は福島県郡山市のカモの仲間のキンクロハジロにH5N1の感染が確認されたそうです。時事通信が報じていました。
こうなると、大陸から渡り鳥によってH5N1が運ばれてくることは、稀なことではなくなってきているのかな?
また、家禽でも昨年11月の島根県安来市のニワトリに続き、宮崎県宮崎市の種鶏でもH5の感染が確認されたとのこと。まだ、ノイラミニダーゼの型はわかっていないそうです。
野鳥でH5N1が確認され警戒を強化している中での感染だから、関係者のショックも大きいだろうな。
口蹄疫に鳥インフルエンザ、宮崎県は家畜伝染病の発生が多いけれど何か地域的な要因があるのだろうか。
当該養鶏場の殺処分は終了したとのことで、発生がここで食い止められることを願うばかりです。
福島で強毒性ウイルス検出=キンクロハジロ2羽から―環境省
環境省は19日、福島県郡山市の浄水場で見つかった渡り鳥のキンクロハジロ2羽の死骸から、強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。ウイルスは、これまで北海道稚内市や鹿児島県出水市などで見つかったのと同じ「H5N1」型で、昨秋から同型のウイルスが見つかったのはこれで6カ所目となる。
今回の事態を受け、県は発見場所から半径10キロ以内を監視区域に設定した。区域内の野鳥のふん便調査を行うとともに、家禽(かきん)に伝染していないか確認するため養鶏場の立ち入り検査を実施する。
キンクロハジロはカモの一種で死骸の発見は今月4、5日。浄水場は渡り鳥の飛来地になっているという。簡易検査では2羽とも陰性だったが、国立環境研究所の遺伝子検査で陽性と判明。死骸を北海道大学に送って詳細検査をした結果、強毒性ウイルスが検出された。
2011/01/19/時事通信
宮崎県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について
1. 農場の概要
所在地:宮崎県 宮崎市 佐土原町
飼養状況:種鶏 約10,200羽
2. 経緯
(1) 昨日、宮崎県は、死亡鶏(36羽)の通報を受けて農場の立入検査を実施。
(2) インフルエンザ簡易検査で7羽中6羽陽性。
(3) 同県は当該農場に対し、家きん等の移動の自粛を要請するとともに、追加検査のため採材。
(4) 本日未明、家畜保健衛生所の遺伝子検査の結果、H5亜型であることを確認。死亡鶏の状況も合わせて考慮し、高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜と確認したところ。
2011/01/22/農林水産省
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