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2010.12.01

島根県安来市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生の疑い

島根県安来市の採卵鶏の養鶏場で鳥インフルエンザの発生の疑いがあるそうです。
島根県家畜保健衛生所の簡易判定では、高病原性のH5亜型のようです。まだ、ノイラミニダーゼの型はわかっていないけれど、仮にN1だとすると病原性の強いウイルスですね。

山陰地方は大陸からの渡り鳥の飛来時期を迎えているし、今回のウイルスは大陸由来だろうか?もし、そうだとしても養鶏場にはどうやって持ち込まれたのだろう?
いずれ、今回のウイルスの感染経路の究明が進められると思います。

養鶏場のニワトリの殺処分が行われているそうで、迅速な防疫措置によって、点としての発生で済むことを願うばかりです。

国内のニワトリ等家畜における高病原性鳥インフルエンザの発生状況


国内の野鳥等野生動物における鳥インフルエンザA/H5N1亜型ウイルス感染事例


引用文島根県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認及び「高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部」の設置について
・ 本日、島根県の農場の採卵鶏に、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました。このため、本日、農林水産省に「高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部」を設置・開催し、今後の対処方針を決定しました。
・ 当該農場は、感染が疑われるとの報告があった時点から飼養家きん及び卵等の移動を自粛しています。なお、家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
・ 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
1. 農場の概要
所在地:島根県安来(やすぎ)市
飼養状況:採卵鶏 (成鶏2万羽、育雛3,300羽)
2. 経緯
(1) 本日、島根県は、死亡鶏の通報を受けて農場の立入検査を実施。
(2) 顕著な死亡率の上昇は認めないが、インフルエンザ簡易検査で5羽中3羽陽性。
(3) 同県は当該農場に対し、家きん・卵等の移動の自粛を要請するとともに、追加検査のため採材。
(4) 家畜保健衛生所で遺伝子検査を実施したところ、H5亜型であることを確認。
(5) 今晩、約30羽の死亡が確認されたこともあり、現時点で疑似患畜とする。
2010/11/29/農林水産省

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追記 2010.12.01

動物衛生研究所が、安来市の養鶏場の鳥インフルエンザウイルスは高病原性のH5亜型と確定したと、朝日新聞が報じています。いずれ、ノイラミニダーゼの型もわかると思います。

引用文島根の鳥インフルウイルス、高病原性「H5亜型」と確定
島根県安来市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかった問題で、農林水産省は1日、死んだ鶏から採取したウイルスを調べた結果、高病原性の「H5亜型」と確定したと発表した。すでに島根県の別の検査で同型とされていたが、動物衛生研究所(茨城県つくば市)が検体からウイルスを分離して詳しく調べた。
動衛研はさらに、このウイルスを健康な鶏に接種し、致死率や死ぬ早さを計って強毒性かを調べる検査も始めた。
2010/12/01/朝日新聞

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島根の鳥インフルエンザはH5亜型の強毒タイプだった (2010.12.02)
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