島根の鳥インフルエンザはH5亜型の強毒タイプだった
島根県安来市で発生した高病原性鳥インフルエンザは、これまでにH5亜型まではわかっていたけれど、動物衛生研究所の解析の結果、強毒タイプであると、農林水産省が発表しています。
関連エントリー:島根県安来市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生の疑い (2010.12.01)
また、このウイルスは今年の10月に北海道稚内大沼で野生のカモの糞便から検出されたH5N1亜型ウイルスと極めて近縁であることもわかったそうです。
関連エントリー:稚内のカモのふん便から高病原性鳥インフルエンザH5N1が検出 (2010.10.26)
このプレスリリースを読んで少し不思議に思ったのは、ここまでわかっていながら、今回のウイルスのノイラミニダーゼの型が書かれていないことです。
まだ、断定まではできないのだろうか? それとも他の型の可能性があるのだろうか?
島根県において確認された高病原性鳥インフルエンザのウイルス分析結果について
・ 島根県で発生した高病原性鳥インフルエンザの患畜から分離されたウイルスについて、(独)農研機構動物衛生研究所における遺伝子解析の結果、強毒タイプであることを確認しました。
1.概要
島根県安来(やすぎ)市で発生した高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)について、(独)農研機構動物衛生研究所が、分離されたウイルスの遺伝子解析を実施しました。
この結果、当該ウイルスが強毒タイプであることを確認しました。
また、遺伝子解析の結果から、本年10月に北海道で野生のカモの糞から分離されたウイルスと、極めて近縁であることが明らかになりました。
2.今後の対応
今回分離されたウイルスについて、鶏に対する病原性を検査しています。
2010/12/02/農林水産省
関連エントリー: 島根県安来市の養鶏場の高病原性鳥インフルエンザはH5N1亜型に確定 (2010.12.03)
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