フリー/クリス・アンダーソン
amazon のアソシエイトとして、コン テナ・ガーデニングは適格販売により収入を得ています。
クリス・アンダーソンの「フリー」は、 インターネットの不特定多数を相手にする環境で、品質の高い物を無料で提供することによって、利益を生み出す新しい収益構造の商売について書かれた本です。
付加価値を付けて他の商品と差別化することによって利益を生み出す収益構造が常識と捉えていた僕にとって、無料から利益を生み出すということに戸惑いがありました。
でも、よくよく考えてみると、僕も無料ビジネスの影響下にあります。
以前、紹介した携帯電話の位置登録の機能を利用したゲーム「コロニーな生活☆PLUS」(コロプラ)が無料ビジネスに当たると思います。
携帯電話の通信料がかかりますが、コロプラ自体は無料で、ユーザがコロプラをいくら使おうがゲームメーカーには料金が入りません。
コロプラは、資源を得るためのインフラを整備し人口を増やし、街(コロニー)を大きくするゲームです。
街を大きくするためのインフラを整備するためには、プラと呼ばれるお金が必要で、プラは位置登録から得られた移動距離やコロニーの人口に応じて支払われます。
無料の状態でもこのゲームは十分面白いのだけど、更にプラを得ようとすると、一口500円を払ってゲームの様々な場面で使うアイテムを手に入れ、そのアイテムをゲーム内の市場で売ってプラに替え、手に入れたプラで目的とするアイテムを手に入れます。
このことによってメーカーに利益が入ります。
ここでポイントになるのは、無料で提供されるゲームがよくできていて面白く、ユーザにお金を払っても更に楽しもうという気分にさせることにあります。
また、一口500円と払うお金が少額であることも重要かもしれません。コロプラのユーザは100万人以上いると思います。
お金を払ってまでゲームを楽しもうと思う人が極一部で、その金額が少なくても、圧倒的なユーザ数があれば、商売として成立するんですね。
ユーザ数を得るためには、無料で提供するゲームが面白くなくてはいけない。無料ビジネスの一端です。
「フリー」では、無料ビジネスの様々な事例が紹介され、これからはすべてのビジネス、特に量を扱う物は無料に向かうと説きます。
確かにインターネットネットが一般になり、対象とする消費者の数が莫大になれば、無料ビジネスは成立するかもしれません。
でも、すべての分野で無料ビジネスは可能なのかな?
たとえば、農産物、農業の世界では可能なのだろうか?
フリー (FREE) - <無料>からお金を生みだす新戦略 (THE FUTURE OF A RADICAL PRICE)
Chris Anderson/小林弘人(Kobayashi Hiroto)(監修)/高橋則明(Takahashi Noriaki)(訳)/日本放送出版協会(NHK出版)/2009
・ 書籍の紹介一覧 B0117
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コメント
にゃんごろさん、こんにちは。
静岡は9月に入っても、暑いです。
無料ビジネスは、インターネットが普及して不特定多数の膨大な数の人を相手にできるようになって、成立するんだと思います。
すごい時代になったものです。
僕はビジネスというより、インターネットという観点から「フリー」を読みました。
投稿: Kaze | 2010.09.02 22:39
kazeさん、お久しぶりです。
フリー、僕も読みました(kazeさんもこの手の本を読むとは、思いもしませんでした・・・)。
僕は個人事業の経営者の端くれとなって、この本の導入部「あなたがどの業界にいようとも、これからは無料ビジネスとの競争が待っている」に惹かれてこの本を購入しました。
経営者の端くれとしては、やはり刺激的な1冊でした。考えさせられる部分がたくさんありました。そういう点でも、なかなかの良著だったと感じました。
投稿: 美瑛のにゃんごろ | 2010.09.02 03:22