宮崎県の口蹄疫は終息に向かっているんだろうか
宮崎県の牛や豚などで発生し感染が拡大していた口蹄疫は、新たな発生がなくなってきています。口蹄疫ウイルスの潜伏期間からまだまだ予断を許さないし、ウイルスがどの程度拡散しているかもわからないから、もう少し様子をみないとなんとも言えないけれど、このまま終息するといいですね。
飛び火する形で発生した都城市などもその後の発生がないし、えびの市は4例の発生で抑えたことを考えると、早く口蹄疫の感染を発見して、殺処分することが感染拡大の防止に重要なことを再認識させられました。
感染症から完全に逃れることが難しいとなれば、いかに感染の拡大を防ぐかが大切ですね。
都城、日向市で安全検査=22日から―口蹄疫
農林水産省と宮崎県は21日、口蹄(こうてい)疫の問題をめぐり、家畜の安全確認検査を都城市と日向市で22日に始めると発表した。両市の発生場所から半径3キロ圏内の農場の家畜には目視検査と血液採取による抗体検査、3~10キロ圏内では目視検査を行う。非感染が確認されれば、家畜の移動・搬出制限が解除される。
県によると、検査が順調に進めば、都城市は7月2日午前0時、日向市は3日午前0時に制限が解除される。対象農場数は、都城では3キロ圏内で約100、3~10キロ圏内で約1300、日向はそれぞれ35、144という。
全国有数の畜産地帯である都城で感染の疑いが発覚したのは今月9日。その後は感染が広がらず、発生農場から半径1キロ圏内の家畜に対し試験的に実施した抗体検査でも異常はなかった。宮崎県では、えびの市で4日に移動・搬出制限が解除されている。
県によると、感染の疑いがある家畜で処分が終わっていないのは20日時点で計約8700頭。このほか、ワクチンを接種した家畜が約4万6000頭いるという。
2010/06/21/時事通信
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コメント
にゃんごろさん、こんにちは。
感染が確認されたら殺処分するという方法が感染の拡大を防ぐ今のところの最善の方法だと思います。
それは、家畜が肉や乳や卵を利用する産業動物で、生産性や経済性を求められているからです。
日本のように口蹄疫が発生していない国にウイルスが入り蔓延し定着してしまうと、たとえばワクチンなどで口蹄疫による被害を軽減することはできても、生産性や経済性は落ちてしまうと思います。
また、口蹄疫発生国から安い牛肉や豚肉が入ってくることになるかもしれません。
日本の畜産業を守るために口蹄疫発生の初期の段階で、殺処分をしてウイルスを撲滅する今回の措置が行われています。もしも、もっと広範囲に感染が拡大し撲滅が困難な状態になれば、口蹄疫と共存する道を選ばざるを得ないのかもしれませんが、それは産業としてのリスクを伴うものです。
これが人間に起こる感染症ならワクチンにによる免疫防御、治療薬による改善など、様々なことがなされて、病原生物との共存の道を選ぶんですが・・・
投稿: Kaze | 2010.06.24 20:46
kazeさん、おはようございます。
本当に早く終息に向かって欲しいです。
できれば殺処分以外の方法で対応できるといいのに。
投稿: にゃんごろ | 2010.06.24 07:09