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2010.02.27

清水港に停泊中の地球深部調査船「ちきゅう」

先日の夜、静清バイパスを車で走っていたら、興津の辺りで清水港の方角に大きなビルの明かりのようなものが見えました。
??。あの辺にビルが建ったという話は聞かないし何なんだろうなと思っていました。

そんな折、独立行政法人海洋研究開発機構の地球深部調査船「ちきゅう」が清水港に停泊しているという記事が、中日新聞に載っていました。
「ちきゅう」には高さ121mの掘削やぐらが装備されているとのこと。
それで、僕がバイパスからみたのは掘削やぐらの明かりだったんだと気づきました。

今朝まで降っていた雨が上がったので、午前中に清水港まで「ちきゅう」を探しに行ってきました。
果たして、遠目にしか確認できなかったけれど、清水港の興津第2埠頭(Google Map)に「ちきゅう」は停泊していました。

地球深部調査船「ちきゅう」 清水港興津第2埠頭
・ 地球深部調査船「ちきゅう」 清水港興津第2埠頭

確かに掘削やぐら高いです 地球深部探査センターの資料によると、船底からの高さは130m、30階建てのビルに相当するそうです。
「ちきゅう」は、海底下から7000mを掘りぬけてマントルに到達し、マントルや巨大地震発生場所のプレートを調査できるとのこと。
なんとも壮大な調査ですね。

それと、マントルってドロドロしたイメージを持っていたんだけど、岩石なんですね。誤解していました

関連サイト:地球発見/海洋研究開発機構地球深部探査センター

引用文巨大地震解明の切り札 清水港で地球深部探査船『ちきゅう』公開
巨大地震の発生メカニズムなどを解明するため熊野灘の海底を掘削調査している独立行政法人海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が19日、寄港・停泊中の清水港(静岡市清水区)で報道関係者らに公開された。
「ちきゅう」は、国際的な研究プロジェクト(IODP)の一環で、東南海地震を起こすとされる紀伊半島沖の南海トラフ周辺で2007年に掘削を開始した。高さ121メートルの掘削やぐらを備えた外観が特徴で、やぐらの下にある船底開口部からパイプ状のドリルを真下に伸ばし、最大で海底下約7000メートルまで掘削できる。
地震津波の発生原因とされ、プレート境界から派生した「分岐断層」の起源と全歴史の解明や、二重のパイプで泥水を循環させて掘る技術「ライザー掘削」で海底下約1600メートルまでの掘削に成功するなど成果を挙げている。
これまでに4段階に分けた計画の2段階が終了。3段階目は10年度以降に始まり、海底下約6000メートルのプレート境界の深部掘削を実施する予定だ。
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県内初となる「ちきゅう」の一般公開は3月6、7日の午前10時、清水港日の出埠頭(ふとう)4、5号岸壁で予定されている。6日午前10時には清水区の清水マリンビルで寄港記念シンポジウムも開催される。いずれも参加無料で、シンポジウムは先着500人。主催の県や海洋機構は公共交通機関での来場を呼びかけている。
一般公開の問い合わせは海洋機構広報課=電046(867)9056=へ。
2010/02/20/中日新聞

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