新種のサンタクロースを見つけた! - ソユーズが国際宇宙ステーションにドッキングした
野口聡一さんが搭乗したソユーズと国際宇宙ステーション(ISS)のドッキングの様子を NASA TV で見ていました。
スペースシャトルとISSのドッキングは、NASA TV で何度か見たことがあるのですが、ソユーズとのドッキングは始めてみました。
とてもスムーズなドッキングでした。
・ 国際宇宙ステーションにドッキングするソユーズ (画像はNASA TVから引用)
一見すると、スペースシャトルは近未来的な姿をしているのに対し、ソユーズはレトロな宇宙船といった印象を受けました。
でも、信頼性はソユーズはなかなかもののようです。それに、ISSからの緊急脱出用の宇宙船はソユーズだしね。
米国はスクラップ・アンド・ビルド、ロシアは問題がなければそのまま使用するという設計思想があると、以前、読んだ若田光一さんの「国際宇宙ステーションとはなにか」に書いてありました。
異なった文化や考え方が、小さなISSの中で助け合い共存するって、素敵ですね。
さっきまで、NSA TV ではソユーズからISSに乗り込んだクルーとのセレモニーを放送していました。
クルーはサンタクロースの帽子をかぶっているし、小さなクリスマスツリーもある。野口さんは、プレゼントを入れる袋を持っています。
・ 国際宇宙ステーション内のセレモニー (画像はNASA TVから引用)
サンタクロースは飛んだとしても地上10km以下の高度でしょう。でも、このサンタクロースは400km弱の上空を飛んでいます。新種のサンタを発見した気分です。
あの袋の中のプレゼントは何なんだろう?
夢や希望や勇気かもね。
野口聡一宇宙飛行士 搭乗のソユーズがISSにドッキング
【ツープ管制センター(モスクワ)西川拓】野口聡一さん(44)ら日米露3人の宇宙飛行士を乗せたロシアのソユーズ宇宙船が23日午前1時48分(日本時間同7時48分)、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。野口さんら3人はISS滞在中の米露の宇宙飛行士2人と合流し、来年5月までISSの維持管理や科学・医学実験を担当する。
飛行3日目のこの日、野口さんらソユーズの搭乗員は気密性の宇宙服に着替え、打ち上げや地球帰還時に使用する座席に着いてドッキングに備えた。ソユーズ宇宙船は自動操縦でISSに接近し、ロシアの基本機能棟に連結された。野口さんは飛行状況を監視し、オレッグ・コトフ船長(44)を補佐した。
2009/11/14/毎日新聞
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コメント
KAYOKO OSHIMAさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
NASA TV、面白いです。
ISSやスペースシャトルでは物凄いことが行われているんですが、映像はほのぼのとしていたりして。
土井隆雄さんが加わったミッションの時、ISS 内で土井さんが説明書?を見ながら作業している映像が映ったことありました。
その時、かけていたメガネをはずんです。あっ、老眼だと勝手に想像したりして
いろいろな発見があって面白いです。
投稿: Kaze | 2009.12.24 20:40
はじめまして。
クリスマスプレゼントじゃなかったけど、宇宙ステーションの長期滞在クルーが交代するときに、
次のクルーに「君たちにプレゼントがある」といって、宇宙食のためのドレッシングみたいなもの、しかも使いかけを渡されて、もらった宇宙飛行士は、えらく喜んでいた映像がNASA TVに流れていました。なんか、、、ちょっと不憫に思えてしょうがなかった。。。
投稿: KAYOKO OSHIMA | 2009.12.24 02:09