パンデミックH1N1 2009 ワクチンの予約に行列ができたそうだ
静岡でも今日から外来の基礎疾患のある人や1歳児から小学3年生までの小児、妊婦に対するパンデミックH1N1 2009 ワクチン(新型インフルエンザ)の接種の予約が始まったそうです。
でも、供給されるワクチンの量が少なくて、なかなか予約ができないみたいです。
最初は基礎疾患のある人や妊娠している人の優先順位が高かったんだけど、それに小児が加わったから予約が殺到したのかな?
確かにこれまでにパンデミックH1N1 2009 により亡くなった方の年齢階層をみると、0歳から9歳と70歳以上の人の亡くなる割合が、人口の割合に比べて高くなっています。
そんなことを思えば、子どもを持った親はワクチンの接種を希望する気持ちも理解できますが。
ただ、今はパンデミックH1N1 2009 が流行しているインフルエンザの主流だけれど、これから流行する季節性インフルエンザ(Aソ連型、A香港型、B型)の動向にも注意が必要だと思います。
季節性インフルエンザだって、毎年1000人くらいの人の命を奪っているし、あなどれないから。
季節性のインフルエンザのワクチンも不足していて、僕は今年の季節性のワクチンの接種はあきらめました。
ワクチンを接種しても完全に感染を防げるわけではないし、今のところのパンデミックH1N1 2009 の致死率は低めだから、人ごみを避けたり、小まめにしっかりと手洗いをして感染の予防をすることと、感染したら早い段階で医者を受診して適切な治療をしてもらえば、健康な人ならほとんどは大事に至らないんだろうけど。
関連エントリー:今流行しているインフルエンザの致死率って0.0008%? (2009.11.12)
ワクチン予約に行列 新型インフル受け付け開始
小児(1歳児から小学3年生)と外来の持病(基礎疾患)がある人、妊婦を対象にした新型インフルエンザワクチン接種の予約が16日、県内の各医療機関で始まった。24日から順次、接種を始める。ただ、ワクチン量が限られているため、健康な小児への接種の予約を受け付けた医療機関はごく一部とみられ、子供を持つ親からは「せめて予約だけでもできないか」と訴える声が上がった。
予約受付、接種を実施する医療機関は、県のホームページで公表された約2千施設。静岡市葵区の小児科医院では、診療開始前から電話がひっきりなしに鳴り続けた。受付前には、診察を待つ患者に予約希望者が加わって約20人の列ができた。
同医院は270人分のワクチンを希望したが、配分されたのは116人分。医師から「(健康な子供への)接種時期は12月中旬以降」と説明を受けた希望者は、予約を受け付けてもらえずに残念そうな表情で帰宅した。
ワクチンは来年2月末にかけて月2回ずつ配分される予定。県は「県や市町からの情報に注意して、冷静に対応してほしい」と呼び掛けている。
2009/11/16/静岡新聞
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 2023年の東海地方の梅雨入りは5月29日ごろ(2023.05.29)
- 2070年の日本の総人口は8,700万人ですか(2023.04.26)
- 清水エスパルス 秋葉監督が就任(2023.04.04)
- 坂本龍一さんが亡くなられた(2023.04.02)
- 新東名に自動運転レーン導入の計画(2023.03.31)
「ウイルス、細菌、微生物」カテゴリの記事
- 季節性インフルエンザの発生がダラダラ続いています(2023.06.01)
- 新型コロナウイルス感染症の定点当り報告数が「感染症発生動向調査 週報」に掲載されるようになりました(2023.05.26)
- 新型コロナワクチンの追加接種用の接種券が届きました(2023.05.24)
- 新型コロナウイルス感染症の新規感染者数の把握が定点調査になるんですね(2023.05.08)
- 静岡市の新型コロナウイルスワクチン接種制度が変更されていた(2023.04.10)
コメント