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2009.11.06

新しい霊長類学/京都大学霊長類研究所

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様々な学問の最終的な目的というか興味の対象というか、それは人間とは何か、自分とは何かを求めるものかもしれません。

そんなことを考える生物は地球上に人間しかいないのかなぁ。

「新しい霊長類学」は、京都大学霊長類研究所の創設40年の節目に、研究所の教員すべてによって書かれたものです。

一般の人を対象に最新の霊長類学の研究成果を織り込み、100問100答形式でわかりやすく説明されています。

ヒトはサル(霊長類)の一種なんだけど、遺伝子レベルなどの研究が進むにつれ、他のサル、特にヒト科(チンパンジーやゴリラ、オラウータンなど)のサルと余り違わないんじゃないかと思う一方で、相当に特異な存在なような気もします。

この本の中で、研究所長の松沢哲郎は、ヒトと他のサルとの違いは、時間や空間を越えて想像ができる「思い悩むサル」(P152)じゃあないかと書きます。

「思い悩むサル」かぁ。思い、悩むのはヒトであるということ...

面白い本です。

本新しい霊長類学
京都大学霊長類研究所/講談社(ブルーバックス)/2009

・ 書籍の紹介一覧 B0103

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