タミフル服用歴のない人にタミフル耐性のパンデミックH1N1 2009 ウイルスが確認された
抗インフルエンザ薬「タミフル」に対して耐性を持ったパンデミックH1N1 2009(新型インフルエンザ)ウイルスは、これまでも国内で確認されていました。ただ、これまでのケースはタミフルを服用した人からの確認だったけど、今回、時事通信が報じている事例は、タミフルを服用していなかった人から耐性ウイルスが確認されたそうです。
耐性ウイルスの人から人へ感染を示す事例で、少し気になる記事です。
ただ、薬剤に対する耐性を持ったウイルスや細菌の出現は、仕方のないことだけどね。
参考:北海道札幌市におけるオセルタミビル(商品名:タミフル)耐性を示す新型インフルエンザウイルスについて/厚生労働省 (PDF 317KB)
タミフル耐性ウイルス、初の感染か=10代女性-札幌市・新型インフル
札幌市と厚生労働省は7日、10代の女性が抗インフルエンザ薬タミフルへの耐性を持つ新型インフルエンザウイルスに感染していたと発表した。同省によると、女性はタミフルを投与されておらず、ほかの患者から耐性ウイルスをうつされた可能性があるが、感染ルートは不明。
同省によると、国内ではこれまでに7人から耐性ウイルスが検出されているが、いずれもタミフルを服用しており、本人の体内で変異した可能性が高いとみられている。
女性は8月20日にせきの症状が表れ、同22日に発熱。リレンザを投与され、熱が下がった。同市衛生研究所はウイルスの遺伝子検査をし、9月25日に耐性が分かった。
遺伝子が変異し耐性を持つようになった直後のウイルスは感染力が弱いとされる。同市は「女性の家族の発症はなく、患者の周辺への感染拡大は認められなかった」としている。
2009/10/08/時事通信
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