南半球ではパンデミックH1N1 2009 の死亡率は低い?
北半球より先行してパンデミックH1N1 2009(新型インフルエンザ)の感染が拡大した南半球のオーストラリア、南アフリカ、ブラジル、ペルーなど国の死亡率は10万人当たり1人以下のケースが多いとのオーストラリアなどの研究者の報告を朝日新聞が報じていました。
日本の季節性インフルエンザの死亡率は年よってバラツキがあって、2003年~2008年では10万人当たり0.2人から1.4人です。
日本の状況がこれからどうなるかわからないけれど、パンデミックH1N1 2009 も季節性インフルエンザと似たような病原性なのかな?
参考資料:人口動態調査/厚生労働省
新型インフル、南半球は死亡率「低め」 豪などで分析
インフルエンザ流行シーズンの冬が日本より先に来た南半球では、新型インフルエンザ流行時の死亡率が低めだったとの分析が、22日付の欧州の専門誌ユーロサーベイランス電子版に発表された。
豪州などの研究者が、豪州、南アフリカ、ブラジル、ペルーなどのデータを分析。人口10万人あたりの死亡率は多くの国で1人以下と報告されていた。新型インフル患者の致死率は、「アジアかぜ」として1957~58年に初めて流行したH2H2型インフルの約0.5%に匹敵すると考えられていたが、それほどでない可能性もある。
豪州ニューサウスウェールズ州でのインフルエンザや肺炎による死者数は、新型が流行した今年は季節性だけだった近年に比べて少なかった。
アボリジニーなど先住民や妊婦、持病がある人の重症化リスクは通常の人より高かった。南半球の各国では4月から7月にかけて新型ウイルスが最初に確認され、患者数はすぐに季節性インフルより多くなった。
2009/10/24/朝日新聞
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