今回の衆議院議員選挙も小選挙区制の特徴がよく出ていた
第45回衆議院議員選挙は、民主党が480議席中309議席を獲得して圧勝に終わりました。選挙前からマスコミは民主党の300議席は予想していたから、意外な結果ではないのかもしれません。
でも、僕の個人的な感想としては、民主党は獲るには獲ったなぁといった感じです。
2005年に実施された前回の衆議院議員選挙(いわゆる郵政選挙)で自由民主党に起こったことが、今回の民主党に起こったってことかな。
今回も有権者の気持ちが増幅されて結果に反映される小選挙区制の特徴が出た選挙ですね。
2009.09.01の朝日新聞朝刊に各政党の小選挙区、比例区の得票数が掲載されていたので、下の表を作ってみました。
各政党の得票数と獲得議席数は、朝日新聞に掲載されていた実数です。また、得票数からみた議席数獲獲得は、総議席数に各政党の得票率を乗じたものです。
下の表と図は、小選挙区と比例区をあわせた各政党の獲得議席数と得票数からみた議席獲得数です。
これを見ると、今回の衆議院議員選挙も一番得票数が多い政党の候補が議席を獲得する小選挙区の特徴が出ていますね。
民主党は308議席を獲得しましたが、得票数の割合で議席数を配分すると219議席になり実際の獲得議席数より89議席少なくなります。一方、自由民主党は119議席しか獲得できなかったけど、得票数の割合の配分では164議席と実際より45議席多くなります。
なんか、得票数の割合で配分した議席数のほうが僕の抱いていたイメージに近いような気がします。
衆議院で大勢を占めた民主党は、マニフェストで約束したことを確実に実行しないと、次の選挙で大きく議席を失う可能性のある小選挙区制ですね。
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コメント
三太郎さん、こんにちは。「三太郎の園芸備忘録」にトラックバックしました。
政権交代というか2大政党制というか、そういった政治システムを導入しやすくするための小選挙区ですが、前回と今回の衆議院議員選挙でそのすごさを実感しました。
確かに、多様な考えを政治に反映する比例区の存在も必要だと僕も思います。
投稿: Kaze | 2009.09.03 22:01
小選挙区制は米国の大統領選挙のように、民意にはっきり白黒を付ける仕組みですね。僕はこの仕組みを歓迎します。
それと北海道限定の「大地」が議席を獲得したのは、小選挙区制でも地域政党がやっていける可能性を示したかも。比例区のお蔭でしょう。
比例区だけをこれ以上縮小するのは考えものだと思います。少数でも多様性を残したいので。
投稿: 三太郎 | 2009.09.03 20:36