パンデミックH1N1 2009 ワクチンの接種の優先順位の案
厚生労働省がパンデミックH1N1 2009(新型インフルエンザ)ワクチンの接種案について、今日(9月6日)から13日まで意見募集をしています。
参照:「新型インフルエンザワクチン(A/H1N1)の接種について(素案)」に関する意見募集について/厚生労働省
素案の中にはワクチンの接種の優先順位の案が含まれています。資料をもとに下の表にまとめてみました。

素案では優先順位を、「インフルエンザ患者の診療に従事する医療従事者、妊婦及び基礎疾患を有する者(この中でも、1歳~就学前の小児の接種を優先)、1歳~就学前の小児、1歳未満の小児の両親の順に、優先的に接種を開始する。」としていて、その考え方や理由が書かれています。
まあ、治療に当たるものを最優先に、インフルエンザに感染した場合にリスクの高いグループから順位づけしたものです。ワクチンの供給量が十分でない中での接種になるから、こういった優先順位になるのかな。
また、素案にはワクチンの限界というか不確実性についても書かれています。相手はあくまでもウイルス、自然相手だから限界を踏まえた上での対応だということを、僕らも承知をしておかなきゃね。
(2) 予防接種の限界
・ 現在、国内で使用されている季節性インフルエンザワクチンは、重症化や死亡の防止について一定の効果はあるが、感染防止、流行の阻止等に対しては、効果が保証されるものではない。また、極めて稀ではあるが、重篤な副反応も起こりうるものである。
・ 新型インフルエンザワクチンも基本的に同様と考えられるが、今回の新型インフルエンザは、新しい感染症であり、現時点では、有効性や安全性、今後の製造見通しなどについて、一部不確実な面がある。
・ そのため、新型インフルエンザワクチンに係る対策は、当初は季節性インフルエンザワクチンに係る知見に基づき構築するが、新たな知見が得られた段階で、これを適宜見直していくものとする。
・ 新型インフルエンザ対策は、予防接種のみに特化したものとするのではなく、学校の休業などの公衆衛生対策や抗インフルエンザウイルス薬の投与などの複数の対策を総合的・効果的に組み合わせて、バランスのとれた戦略を構築すべきであり、予防接種は、他の戦略と補完しながら進める。
新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン接種の対象者と理由(素案)
接種は10月下旬からの予定になっているけど、その頃、感染状況がどうなっているかな?
それと、参考資料としてついている「新型インフルエンザワクチンに関する基礎資料」と「「新型インフルエンザ(AH1N1)ワクチンの接種について(素案)」をみていただくために」は、結構、海外での状況や性状、感染者の状況など、いろいろなことが書いてあって、パンデミックH1N1 2009 を知るいい資料です。
参考
・ 新型インフルエンザワクチン(A/H1N1)の接種について(素案) 2009.09.06/厚生労働省 PDF 302KB
・ 【参考資料1】新型インフルエンザワクチンに関する基礎資料 2009.09.06/厚生労働省 PDF 848KB
・ 【参考資料2】「新型インフルエンザ(AH1N1)ワクチンの接種について(素案)」をみていただくために 2009.06/厚生労働省 PDF 968KB
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