スペインインフルエンザの免疫がパンデミック H1N1 2009 にも有効?
国立感染症研究所の調査で、パンデミック H1N1 2009(新型インフルエンザ)に対し、スペインインフルエンザ(スペイン風邪)が新型インフルエンザとして出現した1918~19年以前に生まれた人の50~60%が抗体を持っていることがわかったんだそうだ。時事通信が報じていました。
パンデミック H1N1 2009 が、毎年のように流行するAソ連型H1N1 よりも、90年くらい前に流行したスペインインフルエンザH1N1 に関係が深いというところが面白いね。
スペインインフルエンザのウイルスが、豚に感染し、豚インフルエンザとして豚の間で変異を繰り返し、1世紀近く経った現在に再び人のインフルエンザとして出現したということかな。
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「スペイン風邪」前生まれに免疫=70歳代以下、ほぼなし-新型インフルで感染研
新型インフルエンザウイルスに対し、スペイン風邪が流行した1918~19年より前に生まれた人の50~60%が抗体を持っており、免疫があると考えられることが24日、国立感染症研究所の調査で分かった。海外で報告されたデータとほぼ一致し、国民の大部分は免疫がないことが改めて明らかになった。
同研究所は、70年代以降に採血され保存されていた血清のうち、各年代層から抽出した931人分について、新型ウイルスに対する抗体価を2種類の方法で測定。この結果、17年以前に生まれた人の50~60%が抗体を持っていたが、20年代生まれは約20%程度、30年代以降ではほとんどいなかった。
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今回の新型ウイルスは、スペイン風邪のウイルスがブタの中で受け継がれ、変異したとみられている。
2009/09/24/時事通信
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