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2009.09.12

タミフル耐性のパンデミックH1N1 2009 が人から人へ感染(米国)?

国内のパンデミックH1N1 2009(新型インフルエンザ)の感染拡大は、現状では頭打ちになってきています。
マスコミで連日報道されるわりには、僕のまわりには感染した人はまだいません。例年、発生する季節性インフルエンザの方がずっと感染する人が多いなぁという印象です。

インフルエンザの週別定点当たり報告数の推移 厚生労働省/国立感染症研究所

ただ、これからどうなるのでしょう?
沖縄ではピークを過ぎたのかもしれませんが、他の地域では感染が拡大する途中なのかもしれないしね。

インフルエンザの週別定点当たり報告数の推移 厚生労働省/国立感染症研究所

資料:感染症発生動向調査 感染症週報/国立感染症研究所

ところで、米国でタミフル耐性のパンデミックH1N1 2009の人から人へ感染した疑いのある事例があるとのCCDの報告を時事通信が報じていました。

効果のある薬の開発と、それに耐性を持ったウイルスや細菌の出現は、いたちごっこだから、タミフルについてもある程度は覚悟をしておかなければならないけれど、気になるニュースです。

引用文新型インフルの新患者15万人 夏休み明け、横ばい続く
国立感染症研究所は11日、9月6日までの1週間でインフルエンザに感染して受診した推計患者数は約15万人と発表した。ほとんどが新型とみられる。ほとんどの学校の夏休み明けで患者数の大幅増が予想されたが、前週の約14万人、前々週の約15万人から横ばい状態が続いた。定点観測している全国約 5000の医療機関の平均患者数は前週の2.52人から2.62人に微増した。
都道府県別では流行が先行していた沖縄が22.66人で前週に続き大幅に減少、ピークを越えた可能性が高まった。一方で大阪が4.26人となり、4人を超えるなど、青森、岡山、山口、愛媛を除く43都道府県で1人を超え、全国的な感染拡大は続いている。
全国約5000の医療機関を受診した患者数は合計1万2515人人で、前週の1万2007人から2週連続で小さな増加にとどまった。
2009/09/11/日本経済新聞

引用文人から人へ感染か=タミフル耐性新型インフル-米
米疾病対策センター(CDC)は11日、抗インフルエンザ薬「タミフル」に耐性を示す新型インフルエンザのウイルスが、米国内で人から人へ感染した恐れがあると発表した。耐性ウイルスは世界各地で見つかっており、日本でも7月以降、大阪府、山口、徳島、岩手、滋賀各県で検出されている。いずれも1人の感染にとどまっており、人から人への感染はまだ確認されていない。
CDCによると、ノースカロライナ州で開催された大規模なサマーキャンプで6月から新型インフルエンザが発生。その中で、同じ丸太小屋に宿泊していた少女2人から耐性ウイルスが確認された。
2人が別々のウイルスから感染した疑いも残るものの、1人目の少女は7月8日、2人目は同11日に症状を訴え始めており、人から人への感染が4日程度で起きるのは「通常のインフルエンザの家族間感染と一致する」とCDCは指摘している。
また、キャンプでは少女2人を含めた数百人の参加者に対し、予防のため事前にタミフルを服用させていた。CDCは耐性ウイルスを発生させやすくするとして「健康な人にまで(タミフルなどの)予防投与を行うべきではない」と強く警告。さらに「予防投与している最中に感染者が出れば耐性ウイルスの発生を覚悟すべきだ」と警戒を呼び掛けている。 
2009/09/11/時事通信

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