プリムラ・ポリアンサの夏越し
コンテナ・ガーデニングで、何度もプリムラ・ポリアンサの栽培に挑戦して、育苗の段階で失敗しています。
最初は、播種の方法や発芽後の管理が不適切で失敗していると思いましたが、2009年の栽培では葉が展開しつぼみまでできたのですが、その後、葉に障害がでたりまともな花が咲かなかったりしました。
・ ハムレット 2005年栽培
・ ゴールドレース 2007年栽培
・ ハーレクイン 2009年栽培 葉の褐変
・ ハーレクイン 2009年栽培 花の不稔
そんなこともあって、ポリアンサの性状を調べて(本来ならタネを蒔く前に調べるべきなんですが)みました。
それで、ポリアンサは、30℃以上の高温や強烈な陽射しに弱く、夏の季節には生育が止まったり、葉に障害がでたりすることがわかりました。
プリムラ・ポリアンサは、植物の特性上、夏越しは難しい(特に素人には)のですね。
45. プリムラ類(サクラソウ類)
(3) 生態
2) プリムラ・マラコイデス 生育適温は15~20℃、30℃以上になると生育がいちじるしく劣るから夏季高温下では生育は遅い。
3) プリムラ・ポリアンタ 生育適温はほぼマラコイデスと同じだが、耐寒性はかなり強く、-5℃ぐらいまでは戸外で越冬する。(中略) すなわちポリアンタは長日で開花が促進されるが。短日下では低温によって開花が早まる。
(4) 栽培
1) プリムラ・マイコイデスなどの鉢栽培 夏季高温下の育苗は、ハウスや温室内で行うが高温にならないように寒冷紗やダイオネットの日よけ下で9月中旬まで栽培する。
新編 花卉園芸ハンドブック/鶴島久雄 養賢堂 1983年 400~401ページから抜粋
プリムラ・ポリアンサ 日中気温が30℃を超えると生育は停止するとともに葉枯れをおこしやしぃが、日中の高温時に葉水を手まめに行うと生育は良好になる。
すぐに役立つ栽培技術 都市近郊の鉢物・花だん苗/埼玉県花植木研究会編 1984年 72ページから抜粋
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