2008年の日本人の平均寿命は戦後最高を更新
2008年版の簡易生命表が厚生労働省から発表になりました。
参照:平成20年簡易生命表の概況について (2009.07.16)/厚生労働省
日本人の0歳の平均寿命は、'08年は男が79.6年、女が86.1年で、1947年の男が50.1年、女が51.0年と比較では、男が29.5年(1.59倍)、女が35.1年(1.69倍)と、太平洋戦争の後、概ね一貫して伸びています。
また、世界的に見ても日本は、男が3位、女が1位と長寿国であることがわかります。
こうしてみると、戦後約60年、日本は結構うまくやってきたんじゃないのかなぁと感じるんだけど。
簡易生命表には、年齢別の死亡率の表も掲載されています。
死亡率は70歳を超えたあたりから急激に上昇するので、世代別の死亡率の変化をわかりやすくするため、年齢別に死亡率を常用対数で表したものが下のグラフです。
これをみると死亡率は、0歳から10歳代前半に向けて下がり、その後、徐々に上昇し、70歳代くらいから急激に上昇しているところが面白いですね。
平均寿命、過去最高=女性86.05歳、男性79.29歳-厚労省
2008年の日本人の平均寿命は女性が86.05歳、男性が79.29歳で、いずれも過去最高となったことが16日、厚生労働省が発表した「簡易生命表」で分かった。同省がまとめたデータによると、女性は24年連続で世界一を維持。男性は前年の3位から4位となった。
女性の世界2位は香港の85.5歳、3位はフランスの84.3歳。男性の1位はアイスランドの79.6歳、スイスと香港が79.4歳で2位だった。
日本人の平均寿命は2000年以降、インフルエンザが流行した05年を除いて過去最高を更新している。同省は「治療水準や生活習慣が向上し、がんや脳卒中の死亡率が下がったため」とみている。うるう年の影響を除けば、平均寿命は男女ともに0.03歳程度延びる。
08年生まれの子供ががん、心臓病、脳卒中のいわゆる三大死因で死亡する確率は、男女ともに依然5割を超えている。三大死因を克服すれば、男性で8.1歳、女性で7歳、平均寿命が延びる見込みという。
平均寿命は08年生まれの子供があと何年生きられるかの予測値。
2009/07/16/時事新聞
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