愛知・豊橋のH7N6はウズラの間で受け継がれていた?
愛知県豊橋市のウズラに感染した鳥インフルエンザA/H7N6亜型の感染経路は、徐々に解明が進められていくと思います。
現時点では、専門家でも、今回の感染は謎が多いみたいです。そんな記事が日本経済新聞に掲載されていました。
ウズラで発生した、1例目と2例目ではH7N6は別系統だという意見もあるし、最初は渡り鳥から持ち込まれかもしれないけれど、ニワトリのH5N1とは違った感じがします。
ウズラに強い病原性を示さないので、何かの原因で感染してもそのことに気が付かず、ウズラの中で世代を超えてウイルスが受け継がれてしまったのかもしれません。
いずれにしても、感染経路の究明はこれからですので、その結果に期待しましょう。
関連エントリー:愛知・豊橋でウズラに感染したH7N6はどこから来たのだろう (2009.03.12)
愛知・鳥インフル深まる謎 感染 なぜウズラだけ?
「どこからウイルスが入り込んできたのかが一番の謎」と話すのは、長年鳥インフルエンザを研究する京都産業大の大槻公一教授。三農場で検出されたH7型ウイルスはカモなどの野鳥が運んでくることが多いとされる。しかし感染が確認された農場は防護ネットを張り巡らし、人が飼育場に立ち入る場合には消毒を徹底。一例目の農場は鳥インフル対策の「模範農場」とされていた。
こうした状況などを踏まえ、大槻教授は「一二例目とも相当前にこの地域に運び込まれたウイルスでウズラだけに感染しやすく変化しているのではないか」と推測。
農水省の調査チームの座長を務める伊藤寿啓・鳥取大学教授も「以前からウズラの間で受け継がれてウイルスの可能性がある。野鳥から感染したとは考えにくい」との見方を示す。
2009/03/16/日本経済新聞
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