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2009.02.15

よしだたくろうLIVE’73

僕が初めて買ったレコードは、吉田拓郎の「LIVE'73」だったと思います。
このアルバムについては、以前にこのブログでも紹介しました。
ライブ '73/吉田拓郎 (2006.09.28)

2500円のLPレコードは、当時の僕には高価で手が出なく、大学に入ってアルバイトでお金を稼げるようになってから、ようやく手に入れることができました。
もう、30年以上も前の話です。

A面に「春だったね」「マークⅡ」「君去りし後」「君が好き」「都万の秋」「むなしさだけがあった」「落陽」、B面に「雨が空から降れば」「こうき心」「野の仏」「晩餐」「ひらひら」「望みを捨てろ」の13曲が収録されているこのアルバムは、拓郎が拓郎だった頃の代表的な作品だと思います。

そして、岡本おさみの詞。

誰も叫ばぬ夜の街で
野うさぎが吹き鳴らす草笛のように笑う
そんな淋しい夜に 君が好きだ
(君が好き/岡本おさみ)

岡本の言葉の刃の先は、いつも自分自身に向いていて切ないですね。

久し振りにレコードに針を落として「都万の秋」や「落陽」を聴いていると、年甲斐もなく旅に出たくなりました。
そんなところも、岡本の詞の魅力だよね。

海のきげんをとってきた 都万のおかみさんたち
ひと荒れすりゃ ひと年も老けてきた
(都万の秋/岡本おさみ)

よしだたくろうLIVE’73


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