愛知・豊橋のウズラで鳥インフルエンザH7亜型が確認された
愛知県豊橋市の採卵用ウズラ飼育農場で、高病原性鳥インフルエンザH7亜型が確認されたそうです。時事通信が報じていました。
まだ、Nの型までは確認されていないようです。
H7型は、アジアでは韓国や北朝鮮で発生か確認されている程度では余り発生していない亜型だから、ウイルスがどこから持ち込まれたのか、興味のあるところです。やはり、渡り鳥なんだろうか?
関連エントリー:韓国で弱毒タイプの鳥インフルエンザH7亜型が発生 (2007.11.26)
愛知県で鳥インフル=飼育ウズラ2羽からH7亜型と確認・農水省
農水省と愛知県は27日、同県豊橋市南大清水町の採卵用ウズラ飼育農場で、高病原性鳥インフルエンザに感染したウズラが見つかったと発表した。検査の結果、2羽から陽性反応が出た。H7亜型と確認され、弱毒性とみられる。現時点で、ウイルス感染により死んだウズラはいないという。
県は、同農場の消毒作業を行うとともに、半径10キロ以内の家禽(かきん)類約406万羽の移動を禁止する措置を取った。
同省と愛知県によると、同農場はウズラ約32万羽を飼育。25日に行ったモニタリング検査で10羽中2羽から陽性反応が出た。再検査の結果、27日午前にH7亜型と確認。症状などからみて、弱毒性とみられるという。
県は近く、同農場の成鳥28万羽を殺処分する。
2004年以降、国内の家禽類の鳥インフルエンザ感染例は、宮崎県や岡山県など7府県49農場であるが、いずれもH5型だった。
2009/02/27/時事通信
愛知県における高病原性鳥インフルエンザの発生について
・ 本日、愛知県豊橋市の採卵用うずら飼養農場のうずらにつき高病原性鳥インフルエンザウイルス(H7亜型)が確認されました。
・ 今回確認された高病原性鳥インフルエンザウイルスのN亜型については、現在、確認検査中であるが、臨床症状からみて強毒性の可能性は小さい。
・ 同農場については、25日の愛知県からの鳥インフルエンザウイルスの陽性反応があったとの報告の時点で、移動自粛しており、本日移動制限をしたので、感染拡大のおそれは小さい。
1.農場の概要
愛知県豊橋市南大清水町、採卵用うずら飼養農場(飼養羽数:約32万羽)
2.経緯
(1) 2月25日、愛知県から死亡率上昇などの臨床症状は見られないが、定期モニタリングの抗体検査により陽性の事例があったと連絡があった。同日、当該農場に移動の自粛を要請した。
(2) ウイルスの同定
(ア) 2月26日、愛知県において、当該農場の飼養うずらからA型インフルエンザウイルスと思われるウイルスが分離されたため、(独)農研機構動物衛生研究所において、ウイルスの同定を行ったところ、本日、当該ウイルスが、H7亜型のA型インフルエンザであることが確認された。
(イ) なお、動物衛生研究所では、引き続き、分離されたウイルスの性状の検査を行い、当該ウイルスの病原性やN亜型等を確認する予定。
3今後の防疫対応
(1) 本日、高病原性鳥インフルエンザと確認されたことから、
(ア) 当該農場における飼養家きんの殺処分
(イ) 当該農場の消毒
(ウ) 当該農場の周辺農場における移動制限
(半径10Km以内に65戸、約406万羽)
等の必要な防疫措置を実施する。
(2) 農林水産省から現地に担当者を派遣するとともに、高病原性鳥インフルエンザ対策本部を開催し、今後の防疫対応に万全を期すこととする。
【報道機関へのお願い】
1. 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
2. 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
・ 家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
2009/02/27/農林水産省プレスリリース
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