食品の窒息事故のうち餅や米飯の穀類が半分を占めるんですね
2008.10.30に「食べ物が原因の窒息事故はどのくらい発生しているんだろう?」を書いたのだけど、その時にはわからなかったのが、どんな食べ物が原因となって窒息事故が発生しているのかということ。
そして、その後も少し気になっていました。
そんな中で、厚生労働省のサイトで、「「厚生労働科学研究費補助金分担研究費補助金報告書 食品による窒息の現状把握と原因分析研究 食品による窒息の現状把握」(PDF 2.25MB)という報告書を見つけました。
研究の要旨は、下記の引用のとおりです。
研究要旨:食品による窒息事故の現状を明らかにするために、消防局及び救命救急センターを対象として、消防局は平成18 年、救命救急センターは平成19 年の1年間の事故例を収集し分析した。症例は、乳幼児と高齢者に多く、これは人口動態統計(死亡)と同じ傾向にあった。また、基礎疾患をもつものも多かった。原因となる食品は多岐にわたっていたが、特に穀類にみられた。年間、多くの事故例があることが推察でき、今後、食品による窒息事故のリスクについて広く周知し、予防につとめることが重要であると考えられた。
報告書には、食物別の窒息事故発生状況を文章で表してあるだけで、図表にしていなかったので、表とグラフにしてみました。
食品別では、消防本部、救命救急センターともに、もち、米飯、パンなどの穀類が全体の約50%となっています。これは、やっぱり食べる機会が多い食品だからでしょうか。
最近、話題のなることの多いカップ入りゼリーは、1~2%と小さい割合です。
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