« ココログにアクセスすると Norton が警告メッセージを出します | トップページ | Norton の警告メッセージはでなくなりました »

2008.12.11

マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ/マイルス・デイビス

このアルバムの4曲目の「Bemsha Swing」は、セロニアス・モンクのピアノから入るのだけど、この後、マイルス・デイビスがどんなトランペットを吹くか、はらはらするというか、ドキドキするというか、とっても面白い曲です。

「マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」の最大の聴きどころは、マイルスとモンクのそれぞれの音楽の世界が、どう折り合いをつけるのかてところなんだけど、折り合いがついたのか、つかないのか、スリリングな演奏です。
このすわりの悪い二人をグッと引き締めているのが、ミルト・ジャクソン、パーシー・ヒース、ケニー・クラークの当時のモダン・ジャズ・カルテットの三人。特にジャクソンのヴィブラフォンが、このアルバムを素敵なものにしています。

そして、3曲目の「ラウンド・ミッドナイト」だけが、ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズで、1950年代後半のマイルス・クインテットのお馴染みのメンバーです。モンクが参加したアルバムに、モンクの曲を入れておきながら、モンクがピアノを弾いていないってのも面白いね。

このアルバム、マイルスのアルバム「バグズ・グルーブ」や「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」とあわせて聴いてみるといいかもね。

LP/CDMiles Davis and the Modern Jazz Giants
Miles Davis(tp) Milt Jackson(vib)(1-2,4-5) Thelonious Monk(p)(1-2,4-5) Percy Heath(b)(1-2,4-5) Kenny Clark(ds)(1-2,4-5) John Coltrane(ts)(3) Red Garland(p)(3) Paul Chambers(b)(3) Philly Joe Jones(ds)(3)
Miles Davis/Prestige/1954(1-2,4-5),1956(3)

01. Man I Love [Take 2]
02. Swing Spring
03. 'Round Midnight
04. Bemsha Swing
05. Man I Love [Take 1]

・ LP・CDの紹介一覧 M0112

・ MediaMarker

※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。

|

« ココログにアクセスすると Norton が警告メッセージを出します | トップページ | Norton の警告メッセージはでなくなりました »

音楽」カテゴリの記事

LP・CDの紹介」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ/マイルス・デイビス:

« ココログにアクセスすると Norton が警告メッセージを出します | トップページ | Norton の警告メッセージはでなくなりました »