2種類の遺伝子導入でiPS細胞
京都大学の山中伸弥教授のグループが、最初に体細胞からiPS細胞を作る技術を発表した時は、導入する遺伝子は4種類で、発表後に3種類でも可能ということが確認されました。
今度は、さらに少なく2種類でも可能とのこと。少し前の時事通信が、米スクリプス研究所とドイツ・マックスプランク研究所の研究チームのマウスでの研究結果を報じています。
この記事には、「遺伝子を導入し、薬品を加えるだけで作った」と書いてあるんだけど、どういうことなんだろう?
遺伝子の導入には、ウイルスやプラスミドを運び屋として使ったのか、それとも完全に薬品だけで作ったのか、そのへんがよくわかりません。
でも、次々と様々な研究成果が出ているんですね。
・ 関連エントリー:プラスミドを使ってiPS細胞 (2008.10.15)
2遺伝子と薬品で新万能細胞=米独チームも成功-再生医療応用へ実用性向上
増殖能力が高く、身体のさまざまな細胞に変わる新万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」を、マウス胎児の皮膚(線維芽)細胞に2種類の遺伝子を導入し、薬品を加えるだけで作ったと、米スクリプス研究所とドイツ・マックスプランク研究所の研究チームが10日までに米科学誌セル・ステムセルに発表した。
山中伸弥京都大教授らが世界で初めて作ったiPS細胞は、皮膚細胞などに最低3種類の遺伝子を導入する必要があった。米ハーバード大などの研究チームも 10月、ヒト新生児の皮膚細胞に2遺伝子を導入し、薬品を加えるだけでiPS細胞を作ったと発表しており、再生医療応用に向け、薬品だけで作る実用的な方法にさらに近づいた。
2008/11/10/時事通信
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 2024年10月の日本の人口は前年の比べ微減(2025.04.15)
- アナログレコードの販売が好調のようです(2025.04.10)
- 「エフエムしみず」と「シティエフエム静岡」が合併し4月1日から「エフエムしみず静岡」に(2025.03.28)
- 3月29日から静鉄電車に急行が復活(2025.03.14)
- 静岡県の2024年産荒茶生産量が鹿児島県に抜かれたというけれど(2025.02.19)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2024年10月の日本の人口は前年の比べ微減(2025.04.15)
- 困ったときはアナログ? 大阪・関西万博2025(2025.04.13)
- 最近、ブログにリンクを貼るのに少しだけ抵抗を感じます(2025.04.11)
- エクボちゃんプラモニュメント(マイクリニック大久保)- 静岡市プラモデル化計画(2025.04.08)
- 静岡のガソリンは前回から3円上がって187円(2025.04.05)
「サイエンス」カテゴリの記事
- 地球深部探査船「ちきゅう」の出航がライブ配信されていたんですね(2024.09.06)
- 小型月着陸実証機(SLIM)の月面活動が終了した(2024.08.28)
- ボーイングの「スターライナー」が国際宇宙ステーションにドッキング(2024.06.07)
- 米国で13年ゼミと17年ゼミが221年ぶりに同時に発生する(2024.04.16)
- SLIMが2度目の活動を再開(2024.03.28)
「ウイルス、細菌、微生物」カテゴリの記事
- 季節性インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も下火になりました(2025.03.27)
- 季節性インフルエンザは急激に減ってきました(2025.02.17)
- 依然、インフルエンザの流行は止まりませんね(2025.01.23)
- ’24/25シーズンのインフルエンザの患者数はここ10年で最大になるかもしれない(2024.12.31)
- 鳥インフルエンザで初の死者 -米国(2025.01.07)
コメント