ライヴ・イン・ストックホルム 1959/アート・ブレーキー & ジャス・メッセンジャーズ
モダン・ジャズ・ミュージシャンの逸話をこれでもかというほど集めた、ビル・クロウの「ジャズ・アネクトドーツ」を、今、読んでいるのだけれど、この中に、若き日のアート・ブレイキーにドラムの叩き方を教えたのはディジー・ガレスピーだという話が出てきます。
ビリー・エクスタインの演奏旅行の初日のブレーキーの下手なドラムに見かねたガレスピーが、その夜、ビートの打ち方やいろんなコツを、自分で実際にやってみて伝授したそうです。そして、その夜を境に、ブレーキーのドラムは見違えるように良くなったんだと。
ブレーキーはこの話を否定しているし、逸話なのでどこまでが本当なのかわかりません。
でも、この逸話を読んでいてブレーキーを聴きたくなりました。
それで、選んだのが1959年、ストックホルムでのライブ版です。
若き日のウェイン・ショーターとリー・モーガンが、フロントでテナーサキソフォンとトランペットをバリバリ吹いています。
そして、ジャズ・メッセンジャーズには少ししか在籍しなかったウォルター・デイビスJr.の小粋なピアノが聴かれます。
で、ブレーキーは、彼以外の何ものでもない素晴らしいドラムを叩いています!まあ、その叩き方が好きか嫌いかは別にして。
・ live in Stockholm 1959/Art Blakey & The Jazz Messengers/DIW/1959
live in Stockholm 1959
Lee Morgan(tp) Wayne Shorter(ts) Walter Davis JR.(p) Jymie Merritt(b) Art Blakey(ds)
Art Blakey & The Jazz Messengers/DIW/1959
01. Blues March
02. Lester Left Town
03. The Theme
04. The Summit
05. Along Came Betty
06. Nigeht in Tunisia
07. The Theme
・ LP・CDの紹介一覧 M0109
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