牛肉のトレーサビリティ
2001年にBSE(牛海綿状脳症)が日本で発生したことを契機に、乳牛や肉牛1頭1頭に個体識別番号を付け、消費者も番号により、その牛の生産履歴を入手できることは知っていたけれど、実際に履歴を見たことはありませんでした。
先日、買ってきた牛肉のパッケージを何気なく見ていたら、10桁の個体識別番号が書かれていたので、独立行政法人家畜改良センターのサイトにアクセスして生産履歴を調べてみました。
家畜改良センターのサイトには、個体識別番号を入力すると、その番号の牛の出生からと畜まで、年月日や場所、それを行った者などが表示されます。
・ 牛の個体識別検索サービス/独立行政法人家畜改良センター
僕が買った牛肉は、ホルスタインのメスで2001年1月に北海道で生まれています。
'03年には栃木県に異動しています。恐らく乳を出す年齢になって栃木の酪農家に売られて行ったのでしょう。
'04年に栃木県から埼玉県に異動していますが、その理由はわかりません。
その後の異動はなく、今年の夏に埼玉県のと畜場でと畜され、牛肉となりました。多分、年齢を重ね乳牛としての生産能力が低下して、肉牛として売られたのでしょうね。その間に何頭の子牛を産んだのだろう?
以上が、表示された個体識別番号情報を見て、僕が勝手に想像したことです。
この生産履歴は、その情報を提供することで、消費者に対し安心感を与える効果があるんだと思います。
でも、もうひとつの効果が僕にはありました。
このホルスタインのメス牛、けして高級な、というよりリーズナブルな牛肉だけど、と畜され僕の口に入るまで、しっかり生きていたんだなあと。
具体的に1頭の牛の生涯がイメージできて、少ししんみりしたりして。
感謝して食べなきゃね。
なお、この検索サービスは、携帯電話からもアクセスできます。
・ 携帯電話版:牛の個体識別番号情報/独立行政法人家畜改良センター
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