岩手・宮城内陸地震の緊急地震速報
今朝、BS FUJI で8:30から再放送されている「ワンピース」(ちなみに、今日はルフィ、サンジ、ナミが、初めてチョッパーと出会う場面!)を見ていたら、緊急地震速報が流れました。
これは、「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」(Google Map)の速報でした。緊急地震速報について知ってはいたけれど、実際に見るのは初めてです。
「岩手・宮城内陸地震」は、マグニチュード7.2(暫定値)と規模が大きく、深さは8kmと浅いため、震源の近くでは、相当の揺れだったんだろうね。
ニュースで知るだけだけど、死傷者も出て、大きな山崩れや家屋の倒壊なども発生しているようだから、被害にあった方の心労を察します。
「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」について(第4報)
○ 地震の震源及び規模等
発生日時 平成20年6月14日08時43分
場所 北緯39度01.7分 東経140度52.8分 深さ8km(岩手県内陸南部)
規模 マグニチュード7.2(暫定値)
最大震度 6強(岩手県奥州市、宮城県栗原市)
発震機構 西北西-東南東に圧力軸を持つ逆断層型
2008/06/14/気象庁
静岡市葵区では震度1でしたが、気がつきませんでした。
今回の速報は、初期微動(P波)を感知した後、約4秒後に発信されたそうです。しかし、震度6強になった岩手県奥州市や宮城県栗原市では間に合わなかったのではないか、と朝日新聞が報じていました。
一番速報を必要としている震度が大きいところは、震源に近いわけで、P波とS波の間隔なんてほとんどないだろうから、このことが緊急地震速報の泣き所だろうね。
それと、P波を感知し震源を予測するとなると1つの観測点では精度が低いし、かといって複数の観測点のデータを使うと精度は高まるけれど、速報性は落ちるものね。ジレンマだね。
でも、震度5強だった仙台市では、10秒余り前に速報が出たのではないかとのこと。それなら、事前にある程度、速報が出たときの訓練をしていれば、何か身を守る対応ができたかもしれません。
折角、開発され実用化された技術だから、その短所も理解した上で、僕も利用したいと思いました。
ところで、デジタル放送てアナログよりも映像が気持ち遅れるんだよね。さらにワンセグになるとデジタル放送よりも遅れるように思います。
きちんと検証したわけではないけれど、アナログ、デジタル、ワンセグで同じ番組を見ている時、そんな印象を受けました。
緊急地震速報もやっぱり遅れるんだろうか?
下の画像は、今回の地震の余震のNHKワンセグ放送の緊急地震速報です。
参照:緊急地震速報について/気象庁
関連エントリー
・ 地上波デジタルの映像の遅れを計ってみた(2008.06.15)
・ 緊急地震速報と地上波デジタル放送(2008.06.23)
10秒前に緊急地震速報
今回の地震の本震では、気象庁の緊急地震速報が発表された。地震の初期微動(P波、秒速約7キロ)をとらえ、その後に来る大きな揺れ(S波、同約4キロ)を予測する。今回速報が出されたのは、初期微動を検知した約4秒後だった。震度6強の揺れが観測された岩手県奥州市や宮城県栗原市では、強い揺れが来た後に速報が出たとみられる。一方、震源から少し離れ、震度5強の揺れがあった仙台市では揺れが来る10秒余り前に速報が出たとみられる。
緊急地震速報は、テレビやラジオで放送された。衛星を使った総務省消防庁の全国瞬時警報システム(J-ALERT)もあり、市町村の防災行政無線で速報を流すこともできるが、整備している自治体はごくわずかしかない。
今回の震源は約10キロと浅かったため、東北地方では震度6強の強い揺れとなり、北海道から東海地方にかけての広い範囲で揺れが観測された。
2008/06/14/朝日新聞
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