風街ろまん/はっぴいえんど
はっぴいえんどの作品をまとめた「はっぴいえんどBOX」の「風街ろまん」のCDには、松本 隆が当時、作詞に使ったノートの画像が数枚収められています。
その几帳面な文字で書かれた詞を見ていて、あの頃、そして今も、僕がどうしてはっぴいえんどの音楽に惹かれるのか、少しだけわかったような気がします。
引用:「はっぴいえんどBOX」のCD「風街ろまん」
僕が初めてはっぴいえんどの音楽に出会ったのは、中学生、ちょうどはっぴいえんどが解散した頃でした。
当時、平日の午後10時20分からNHKラジオの第一でオン・エアされていた「若いこだま」で彼らの曲(多分「春よ来い」だったと思います。)を聴いたのが最初です。
ラジオから流れるはっぴいえんどの音楽は、背伸びをし始めた少年には、とても恰好よく新鮮なものでした。
そして、あれからずっと彼らの音楽は僕の心に止まっています。
それまでの日本の音楽とは違った彼らの詞とメロディとリズム、その新しさは、松本のノートに記された詞のように、当時の僕の心の延長線上にあったんだと思います。
「風街ろまん」は、彼らが出した3枚のオリジナル・アルバムの2枚目に当たります。
大瀧詠一、細野晴臣、鈴木 茂、松本 隆の4つの違った個性が、一番よくまとまった作品です。
「風街ろまん」のLPとCD
風街ろまん
はっぴいえんど/URC RECORDS/1971
01. 抱きしめたい
02. 空いろのくれよん
03. 風をあつめて
04. 暗闇坂むささび変化
05. はいからはくち
06. はいから・びゅーちふる
07. 夏なんです
08. 花いちもんめ
09. あしたてんきになあれ
10. 颱風
11. 春らんまん
12. 愛餓を
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