タミフル耐性のインフルエンザウイルスの集団感染が国内で確認された
欧州でタミフル耐性のAソ連型インフルエンザウイル(H1N1亜型)が、高率で確認されているそうだけど、日本でもタミフル耐性のH1N1ウイルスが確認されたことを、朝日新聞が報じていました。
参照:「欧州では、タミフル耐性のインフルエンザウイルスが高率で確認されているそうだ」(2008.02.05)
この耐性ウイルスは小集団での発生で、広がりを持ったものではないみたいです。
でも、タミフルがインフルエンザウイルスに効果があればあるほど、逆に耐性ウイルスを残すことになるのでやっかいですね。ましてや、耐性に関する遺伝情報が鳥インフルエンザH5N1に取り込まれ、新型インフルエンザとして出現したら・・・
薬剤に対する耐性菌や耐性ウイルスの出現は、これから僕らが対峙しなければならない困難な問題のひとつですね。
タミフル効かぬインフル、国内初の集団感染 5人確認
インフルエンザ治療薬タミフルが効かない耐性ウイルスが今季、5人からみつかり、集団感染によるものとみられることが、横浜市衛生研究所の調査でわかった。耐性ウイルスによる集団感染事例の確認は、国内では初めて。世界保健機関(WHO)に報告された。タミフルは新型インフルの治療薬として備蓄されているが、別の治療薬の備蓄増など計画修正も迫られそうだ。
同研究所によると、5人の患者は、いずれも同一区内で1月28日に受診した8~13歳の男女。タミフル服薬前の検体から、耐性ウイルス(Aソ連型)が検出された。
3人は同じ小学校に通い、ほかの2人は同じ病院で外来診療を受けた。いずれも血縁などはなく、同研究所は、一定の地域内で今季、耐性ウイルスによる小規模な集団感染があったとみている。
けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫・小児科部長によると、過去に国内でみつかった耐性ウイルスは、タミフル服用後に患者の体内で変異を起こして耐性を持ったか、その患者と密接に触れ合う家族が感染した事例に限られる。
今季のインフルエンザ流行はピークを過ぎており、差し迫った危機は薄いが、耐性ウイルスが広がれば、感染力が強く致死性が高い新型インフルエンザが発生した際に、最初から耐性を備えて流行する恐れが高まることになる。菅谷さんは「海外のように、タミフル以外の治療薬の備蓄を増やすといった対策が迫られる」と指摘している。
2008/02/28/朝日新聞
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