ウェブ時代をゆく/梅田望夫
以前、紹介した「ウェブ進化論」にしろ、この「ウェブ時代をゆく」にしろ、梅田望夫さんの本、いいですね。
楽観的なスタンスで誰にもわからない未来を見据え、今日を生きる、彼の姿勢は、すがすがしくも感じます。
梅田さんと僕はほぼ同世代、あと数年で50歳に手が届く年齢です。でも、既存の組織、仕組みの中で毎日を生活をしている僕にとって、たとえば次のような言葉にドッキとするとともに手厳しさを感じます。
何でも政治や社会の構造のせいにして結論づける「格差社会」や「下流社会」をめぐる現代日本の言論の風潮は、裏を返せば一人ひとりの可能性をおそろしく限定して見ているのも同然で、それはかえって失礼だと私はいつも思うのである。 (P235-236)
恐らくここ暫くは、過去半世紀の社会(自然環境も含めて)の仕組みから次の新たな仕組みへの移行期間なんだと思います。
その中で、僕は何をすればいいのか?その答えを見つけるのは大変そうだけど、楽観的に前に進むってのもいいかもね。
ウェブ時代をゆく -いかに働き、いかに学ぶか-
梅田望夫/筑摩書房(ちくま新書)/2007
・ 書籍の紹介一覧 B0067
・ この記事は「日本の落日」(山草人のモノローグ)にトラックバックしました。
・ MediaMarker
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- MS-Wordのオートコレクトを外す方法(2023.12.05)
- 10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反になったけれど、アフェリエイトの対応は? その3 - amazon アソシエイトの対応(2023.11.11)
- Firefox が 120.0 にバージョンアップ(2023.11.22)
- 10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反になったけれど、アフェリエイトの対応は? その2(2023.11.09)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「エスパルスオフィシャルマガジン」が廃刊(2023.10.26)
- 2022年のデータが追加された「富士山観測の記録」(2023.10.13)
- 清水港の鉄道と荷役/フェルケール博物館(2023.05.30)
- 富士宮の歴史 自然環境編/静岡県富士宮市(2023.05.14)
- アマゾンプライムが値上げをするそうです。(2023.08.15)
「書籍の紹介」カテゴリの記事
- 清水港の鉄道と荷役/フェルケール博物館(2023.05.30)
- 富士宮の歴史 自然環境編/静岡県富士宮市(2023.05.14)
- 見えない絶景 深海底巨大地形/藤岡換太郎(2021.10.13)
- ゆでめん/野上眞宏・鈴木 茂(2021.10.02)
- 緊急提言 パンデミック/ユヴァル・ノア・ハラリ(2021.07.25)
コメント