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2008.01.01

ウェブ時代をゆく/梅田望夫

以前、紹介した「ウェブ進化論」にしろ、この「ウェブ時代をゆく」にしろ、梅田望夫さんの本、いいですね。
楽観的なスタンスで誰にもわからない未来を見据え、今日を生きる、彼の姿勢は、すがすがしくも感じます。

梅田さんと僕はほぼ同世代、あと数年で50歳に手が届く年齢です。でも、既存の組織、仕組みの中で毎日を生活をしている僕にとって、たとえば次のような言葉にドッキとするとともに手厳しさを感じます。

何でも政治や社会の構造のせいにして結論づける「格差社会」や「下流社会」をめぐる現代日本の言論の風潮は、裏を返せば一人ひとりの可能性をおそろしく限定して見ているのも同然で、それはかえって失礼だと私はいつも思うのである。 (P235-236)

恐らくここ暫くは、過去半世紀の社会(自然環境も含めて)の仕組みから次の新たな仕組みへの移行期間なんだと思います。
その中で、僕は何をすればいいのか?その答えを見つけるのは大変そうだけど、楽観的に前に進むってのもいいかもね。

本ウェブ時代をゆく -いかに働き、いかに学ぶか-
梅田望夫/筑摩書房(ちくま新書)/2007

書籍の紹介一覧 B0067

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ウェブ時代をゆく
梅田 望夫
筑摩書房 ( 2007-11-06 )
ISBN: 9784480063878
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

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» ウェブ時代をゆく [読書感想文]
ウェブ進化論 、フューチャリスト宣言 に続き梅田望夫氏の作品を読んだ。今回のサブタイトルは「いかに働き、いかに学ぶか」であり、インターネットによる変革の時代をいかに生き抜くかという内容で主に若者へのメッセージとなっている。IT業界に身を置くものとして業界の流れはわかっているのだが、なんとなく感じてはいてもうまく表現できない部分が的確に表現されており感服した。大きく印象に残ったのは次の2点。・ロールモデル思考法 「自分の内から湧き出てくる何かが具体的に見えずとも、「ある対象に惹かれた」という直感にこ... [続きを読む]

受信: 2008.01.01 23:09

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