白熱電球と電球型蛍光灯
少し前の東京新聞にエネルギー効率が悪い白熱電球の製造を中止し、電球型蛍光灯に置き換える政府の方針を報じていました。3年以内の案もあるとのこと。
我が家では、調光タイプの電灯以外はほとんどが電球型の蛍光灯を使っています。少し前までは、蛍光灯はすぐに所定の光量に達せず、また使用時間が短くオンオフが頻繁なトイレなどでは寿命が短いとされていました。
でも、僕が使っている限りにおいては、オンオフが頻繁な場所でも、寿命が短い感じは受けません。もっとも、蛍光灯の寿命は5年程度あるといわれ、まだ2年ほどしか使っていない状況なのでなんともいえませんが。
ただ、オンにしてから所定の光量に達するまでの時間は、製品の型によって差があります。すぐ、明るくなるものもあれば、じわじわ明るくなるものもあります。
種類も、一般的なE26口金やミニクリプトン電球などに使われるE17口金に対応した電球型蛍光灯と豊富にあるので、普通に使う分には困らないですね。
問題となるのは、調光できる電球型蛍光灯の種類が少ないこと。
そして、白熱電球製造中止の中にミニクリプトン電球も対象にされているか否か。電球型蛍光灯は、白熱電球並みの大きさにはなったけれど、ミニクリプトン電球の小ささにはなっていません。ミニクリプトン電球も製造中止になると、電球設置スペースの関係で対応できない電気器具があるんじゃないかな。このへんはどうなんだろう?
ところで、電球型蛍光灯は結構普及していると思ったけれど、そうでもないのですね。
日本電球工業会が公表している「電球類年間生産・販売統計」(PDF)によると、2006年の一般照明用の白熱電球の販売高は135,120千個、一方、電球型蛍光ランプ23,750千個で、白熱電球のほうが6倍弱多い状況です。(表1)
電球型蛍光灯は、白熱電球に比べ、値段は10倍くらいするから、寿命が約6倍、電気料が約1/4といっても、まだまだ浸透していないのかもね。
【リンク切れ】
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白熱電球 製造中止へ 温暖化対策政府が方針『3年内』案も
政府が温暖化対策の一環として、家庭やオフィスの照明で使われる白熱電球について、電力消費が大きくエネルギー利用効率が悪いことから、国内での製造・販売を数年以内に中止する方針を打ち出す見通しとなった。白熱電球に比べ消費電力が少なく、長持ちする電球形蛍光灯への切り替えを促す狙いがある。年明けにもまとめる新たな対策に盛り込む方向。メーカーに協力を要請するとともに、海外にも同様の取り組みを呼び掛ける考えだ。政府筋が十九日明らかにした。
切り替えの期間は今後詰めるが、「三年以内」とする案も出ている。温室効果ガスの排出削減を義務付けた京都議定書の約束期間が来年から始まるのを控え、排出量が急増する家庭・オフィス部門の対策を強化。全世帯が電球形蛍光灯に切り替えた場合のガス削減効果は、家庭からの排出量の1.3%に当たる約二百万トンとみている。
2007/12/19/東京新聞
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