エスカレータでは歩いてはダメ?
NHKの10月31日のクローズアップ現代で、「見過ごされてきた危険~エスカレータ事故の衝撃~」という題でエスカレータ事故を取り上げていました。
番組の中で意外に思ったのは、エスカレータでは歩いてはいけないということ。
でも、実態としてはエスカレータで歩く(上るまたは下る)光景はよく見るし、片側(静岡では右側)を空けて歩く人を通す暗黙のルールもあったりします。
それから気になって、エスカレータに乗るたびに注意表示を見るようにしていました。
注意表示は、大抵、上り口と降り口の付近にあります。
ほとんどのエスカレータに、乗り口付近や降り口付近で立ち止まらないとか、黄色い線の内側に立つとかの表示はあるけれど、歩くことを禁止している表示はそれほどありません。
で、見つけたのが、下の写真。これも「注意」を換喚起していますが、禁止はしていません。
ただ、社団法人 日本エレベータ協会のサイトの「エスカレータご利用の際に」には、「歩行禁止の呼びかけが始まっています」と書かれているから、これからの禁止の表示が一般化されるかもしれませんね。
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コメント
先のコメントでの事件の当事者と同伴していた知人は川崎の事件の際にその前夜の酔っ払いが傘によってエスカレータを破壊した穴にサンダルを突っ込む形となったことが原因とされましたが、それより10年以上前の事件では、当事者の同伴者が隣に立っていて、偶然にも雨降りで傘を持っていたことから、咄嗟にその穴に深く思いっきり傘を突っ込んだことでエスカレータが停止したことで、かすり傷程度で済んだということを数日後に二人から聞きました。
機械業界に長年勤務した経験では、何らかの形で、非常停止ボタンを設ける必要があるんだと思います。一般にも駅に緊急列車停止ボタンがありますが、機械の場合は稼働部に巻き込まれて大怪我や死亡事故にならないよう事件が起きやすい場所の手元と想定される場所に直列接続して複数設置するものです。ブレーク(B)接点になっていて何処かの非常停止スイッチで電線が切れると機械の場合は緊急停止します。欧州発で国内でも既にJISに盛り込まれ、規格化されている内容です。本件とは直接関係ないですが、家電量販店の窃盗防止装置も、基本的には、この動作原理になっているようです。
投稿: たぁ坊 | 2007.11.23 10:11
たぁ坊さん、こんにちは。
「JR川崎駅のエスカレーター事故(2007.08.14)」に書きましたが、僕は足元が危険な街中をサンダル履きで歩くことに疑問を感じていました。そのことを回りに話すと、別に街中をサンダル履きで歩くことは珍しくないと笑われてしまいました。それまで他人の足元なんて気にとめていなかったのですが、注意してみるとサンダル履きで街中を歩く人って結構いるんですね。
指や踵を剥き出しで歩くなんて、ちょっと無防備に僕は感じるのですが・・・
投稿: Kaze | 2007.11.22 23:00
「東京ビックサイト」等の展示場、駅、空港施設等に設置されている「動く」歩道の如く、送り速度を変えた、言わば、鉄道の「特急」「急行」「普通」のような住み分けをして、適宜、自分の目的地への到着時刻に対しての余裕度で選択するようにしないと駄目かもしれませんね。
川崎の「エスカレータ」での足指切断の話も、実は当時の知人女性が10年以上前に危険予知体験をしています。
エスカレータの階段は、足で蹴ったり、傘で突っつくと、すぐ穴があく脆弱な構造です。当たり前と言えば当たり前です。往路は階段でも、復路は畳まれてベルトと同じ形状で送られる訳ですから。当時は、今年の夏のような老若男女が履くサンダルは流行っていませんでしたが、女性用は定番商品ですので、当時も履いている人は大勢おり、いつでも危険な状態にあった訳です。
しかしながら、女性用のサンダルは同時にヒールが高くなっている場合もあって、階段を上ったり、エスカレータに乗る時に落ちそうな感覚に襲われるので、前詰めに乗ることが多いそうです。そのとき、偶然に、自分が乗った階段の全部に穴が開いていたことで、降りるタイミングで挟まれそうになった事件でした。それから、彼女は、黄色い線の範囲は絶対に乗らないように注意するようにしたそうですが、幸いにもバンドエイドを貼る程度の怪我であったので医者にも行かず、一般には周知されず、報道もされませんでした。こんな経験者が実は沢山いたのかもしれません。
朝のラッシュ時に走るなと言って禁止しても守られるとは思えず、現実的ではありません。構造的な法的制約しか手はないと思うのですが如何でしょうか。
投稿: たぁ坊 | 2007.11.22 13:01