レギュラーガソリンの価格が151円に
いつも利用しているセルフ形式のガソリンスタンドのレギュラーガソリンのリッター当たりの単価が、151円に上がっていました。この前給油した時は、147円だったので4円上がったことになります。もっとも会員には割引があるので、実際は若干安くはなりますが。
レギュラーガソリンの価格について総務省のサイトで調べてみると、東京都区部の場合、昨年の秋にリッター当たり145円と高騰しましたが、その後、春に向けて低下し、また徐々に上昇しています。静岡も似たような傾向を示していると思います。
参考:小売物価統計調査/総務省
また、先週末のニューヨーク商業取引所の原油価格は、終値が95.93ドル/バレルで最高値を更新したと時事通信が報じています。
高値の原因は、原油が投機商品になったとか、これから需要期を向かえるからとか、中東の地政学的リスクだとか、いろいろ言われているけれど、この先、まだ値が上がるのだろうか?
NY原油が大幅反発 終値最高値を更新
週末2日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、朝方発表された米雇用統計で米国経済の堅調ぶりが確認されたため、エネルギー需要の増加を見込んだ買いが入り大幅反発した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前日終値比2.44ドル高の95.93ドルで引けた。10月31日に記録した終値ベースの史上最高値(94.53ドル)を更新した。
2007/11/03/時事通信社
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 咳がいっこうに治まりません -静岡県のインフルエンザは警報レベルに(2023.12.07)
- 静岡の市街地にサルが出現(2023.12.06)
- Jアラートが出された(2023.11.21)
- LAVIE N15が10月のノートPCの月間販売台数トップなんですね(2023.11.19)
- 硫黄島沖に新島出現(2023.11.13)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 静岡の市街地にサルが出現(2023.12.06)
- 咳止め薬が不足しているんですね(2023.11.27)
- 住宅街のクリスマスイルミネーションは少なくなりました(2023.11.24)
- このところ全国的に市街地でのクマ出没が増えているとか(2023.11.01)
- コンサート用の双眼鏡を買いました(2023.10.27)
「食糧・資源・エネルギー」カテゴリの記事
- 静岡のガソリンは前回から4円下がって170円(2023.10.30)
- 静岡のガソリンは前回から7円下がって174円(2023.09.18)
- ガソリン価格の激変緩和措置が10月以降も継続?(2023.08.23)
- 静岡のガソリンは前回から7円上がって181円(2023.08.21)
- 2022年度のカロリーベースの食料自給率は38%(2023.08.07)
コメント
海運事情に詳しいんですね。
自動車産業では、国内輸送は海運に切り替えたと社員から聞いたことがあります。それで、最近は陸送のトレーラーが高速を走ってないんだと思ったこともあります。
海外への輸送は、海峡付近や運河を通過したり係留地で治安が悪い場所があって、非合法で殺し屋を雇っているとか元自衛官を雇っているとも聞いたことがあります。ホントかウソかは分かりませんけど、自衛隊の海外派兵の問題じゃないですが、相手が武器を持っていて、自分はもっていないんじゃあ話にならないことは当事者でなくても簡単に理解できます。後は、船の大きさで、海賊船よりも高さがあって、構造が丈夫で、武器で破壊されず、簡単には沈まない船であれば大丈夫なんでしょうが、石油等の資源の搬送船よりは、製品を運ぶ船の方が危険性は高そうですね。盗品を転売も容易だと想像できますので。
資源に関しては、どっかの国を経由した方が価格自体は安いのかもしれませんが、国際情勢に引きずられないようにするには、今まで通り自国で購買および搬送手段を死守しないとダメだって感じですかね。
投稿: たぁ坊 | 2007.11.08 16:17
たぁ坊さん、海上運賃は急激に上昇しています。
原油輸送とは直接の関係はありませんが、メキシコ湾岸~日本間の海上運賃が、1年前はトン当たり40ドル前後だったものが、この9月には100ドルになっています。
これは中国の経済活動が活発で、海上輸送の需要が増大しているのが一因としてあるようです。
中国の経済発展がこのまま右肩上がりで進むのか、かつての日本のように生活レベルの向上とともに生産コストが上がり、どこかで調整状態になるのか、僕にはわかりませんが、日本は中国の今後に無縁ではいられないんだと思います。
投稿: Kaze | 2007.11.07 20:19
世界の、お金持ちの投機によって、各国の一般人の生活が圧迫されるのは、是非避けたいところですね。数字だけで比較すると現地価格と随分違うものですね。もちろん、海運送料が乗っかるんでしょうけど。
この海運会社って聞くところによると、日本国籍の船であっても船に乗っている日本人は船員の一握りだそうですね。でも、運送料は高いんでしょうね。安全上の問題とかを理由として。それに原油は分流するので、石油製品が全部高くなるという説明には嘘がありそうですね。デフレ脱却を狙った戦略的な値上げの理由として利用されているとは思われませんか。だとしたら、次は給料が上がらないとミャンマー国内と同じ状態になりますね。軍事政権がないだけ、マシですけど。
投稿: たぁ坊 | 2007.11.06 22:47
たぁ坊さん、こんにちは。
WTIでどのような要因より価格が形成されるか、僕にはよくわかりません。
ただ、最近の原油高は投機的な要因が多少あるようですね。
11月2日付け日本経済新聞の受け売りですが、現在の1バレル90ドルを越える原油価格ののうち、原油原価は、中東既存大規模油田では3~8ドル程度、メキシコ湾の深海油田やサハリン沖の気象条件の厳しい新規油田で30ドルを超えるケースは少ないそうです。また、中国、インドの需要増など需要要因による上昇分は、10~20ドル。一方、投機資金の流入による押し上げ分は、40~50ドルくらいで、投機的要素が現状の原油価格の半分を占めているみたいです。
実際の需要とは違った要因で価格が形成され、それが僕らの生活に影響を及ぼすなんて、ちょっと怖いですね。
投稿: Kaze | 2007.11.06 20:33
WTIっていうものは、所謂、先物取引的な部分があるのでしょうか。詳しい事を実は知りませんが、仮に、小豆のように先物だとすると、バブルで余剰した資金が米国の株価の下落によって緊急避難したことによって、WTIに溢れだし、価格を押し上げて、それによって全世界が石油高になっているんでしょうか。
先物は詐欺的勧誘が多く、庶民には騙される道具である場合が多いですが、本来は、各産業が資源に由来する部材を安定供給してもらうための手段で、株式と同じようなものだそうですが、今の状況では、先物がない方が却って価格が安定し、正常化しそうですね。厳密に言えば従業員の給料も同じ側面があるかと思います。
システム的な問題がありそうです。改良を願っています。自由な金儲けだけではダメなような気がします。
投稿: たぁ坊 | 2007.11.06 10:52