クロカミキリの成虫
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amazon のアソシエイトとして、コン テナ・ガーデニングは適格販売により収入を得ています。
今でも時々、「CHOPPERS BOOGIE」を聴きながら、車を運転していることがあります。
後藤次利のチョッパーベースと高中正義のギターが、やたらとかっこいい曲です。
ティン・パン・アレーは、1973年のはっぴいえんど解散後、メンバーだった細野晴臣と鈴木 茂に林 立夫と松任谷正隆が加わり結成されたユニットで、最初はキャラメルママという名前だったと思います。
そして、ユニットの名前をティン・パン・アレーと変更した後の最初のアルバムが、この「キャラメルママ」。なんかややこしいですね。
ティン・パン・アレーは、このアルバムと「TIN PAN ALLEY 2」(インストルメンタル作品)の2枚しか出していないんじゃなかったけ。活動もバンドというよりも音楽プロデュース集団といった趣が強かったと思います。
「キャラメルママ」は、後藤や高中が参加しているのをはじめ、山下達郎、大貫妙子、矢野顕子、南 佳孝などが参加していて、'70年代後半から'80年代にかけて日本のポピュラー音楽が形作られる最初の頃の元気な雰囲気を感じることができます。
荒井由美が詞をつけた「月にてらされて」では、松任谷のボーカルが聴けたりして、中年ファンには懐かしいアルバムなんじゃないかな。
キャラメルママ
ティン・パン・アレー/PANAM CROWN/1975
01. CARAMEL RAG
02. CHOPPERS BOOGIE
03. はあどぼ いるど町
04. 月にてらされて
05. CHOO CHOO GATTA GOT ’75
06. SHE IS GONE
07. ソバカスのある少女
08. JACKSON
09. YELLOW MAGIC CARNIVAL
10. BALLADE OF AYA
・ LP・CDの紹介一覧 M0092
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amazon アソシエイト:キャラメルママ/ティン・パン・アレー
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今朝、起き抜けに空を見上げると北西の空にまだ月が残っていました。
先日、十三夜の月を撮ったときに、月って明るいんだと感じました。まあ、太陽の光を反射して光っている訳だから、当然と言えば当然ですが・・・
下の写真は、シャッタスピード1/320、絞り7.1、ISO100です。EOS Kss D Xに35mmで200mmのレンズですから実際は300mm相当くらいだと思います。勿論、周りをトリミングしてあります。
静岡市葵区 2007.10.28 06:42
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J1第30節、清水はあのガンバ大阪に対し3対1で勝利。よく勝てたなあ。ガンバに勝ったのは6年ぶり?
結果として首位の浦和を優勝に1歩、近づけてしまったね。でも、まあいいや。
清水エスパルス ウェブサイトから引用
昼間、柏サッカー場の柏 - 神戸戦をテレビで観戦していたけれど、台風の余波か雨と風、芝は水溜りの凄い状態でした。まあ、天気の理不尽は神戸に幸いしたようだけどね。これもサッカーの面白いところですね。
日本平はどうだったんだろう。試合の頃、静岡は雨が止み雲も切れて夜空が覗いていました。
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日本の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザH5N1亜型が、2004年に山口・京都で、2007年に宮崎・岡山で発生しました。(表1)
このH5N1亜型ウイルスが、何処からやってきてニワトリに感染したのか、前から興味を持っていました。2007.01.29のエントリー「鳥インフルエンザは渡り鳥が日本に運んできたんだろうか?」に書きましたが、2007年の年初に西日本で発生した鳥インフルエンザは、韓国での発生の1~2ヶ月後に引続いて発生しているため、感染経路として、感染した渡り鳥により中国→韓国→西日本にウイルスが運ばれ、渡り鳥から留鳥や小動物、そして養鶏場内のニワトリに感染したといった説が有力になっています。(表2)
この2007年年初に宮崎・岡山で発生した4例の高病原性鳥インフルエンザH5N1亜型について、農林水産省の高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームから「2007年に発生した高病原性鳥インフルエンザの感染経路」(PDF)として、詳細な報告がされています。
この報告書、事実を淡々と積み上げ、それに基づき考察を行っていますが、これが凡庸な推理小説よりもずっと面白いものになっています。
報告書によると、宮崎・岡山の4例のウイルス株は、遺伝子分析により相同性が高く近縁であり、'06年に韓国で発生したウイルスやモンゴルでオオハクチョウから分離された青海湖タイプと呼ばれるウイルスとも近縁であることが確認されています。また、'04年に山口で発生したH5N1とは相同性が低く、このウイルスが再発した可能性は否定されています。
一方、その他の感染経路、たとえば人や雛や資材などの移動を検証し、その可能性は低いものとしています。
そういった結果から、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスは、渡り鳥とともに中国から朝鮮半島を経由して、西日本にやってきた。そして、渡り鳥から日本の留鳥や小動物にウイルスが受け渡され、それらが何らかの形で鶏舎に侵入し、ニワトリに感染したのではないかと考察しています。
ただ、2006年冬から'07年春にかけて西日本各地で約6千個のカモ類の糞便中のウイルスの有無の調査結果が掲載されていますが、そこからはウイルスは検出されていません。(表3)
また、鳥インフルエンザが発生した宮崎・岡山の養鶏場の周りのカモ類の糞便中からもウイルスは検出されず、小型鳥の生体からもウイルスやその抗体は検出されていません。(表4)
この結果をみていると自然界におけるH5N1ウイルスの濃度は相当低いにもかかわらず、ピンポイントで養鶏場に侵入しているように見えて、ちょっと恐ろしいのですが。
そうしたわけで、今回の報告書では感染経路は特定されていませが、いろいろと考えさせられます。
もうすぐ、11月です。この冬も、大陸で鳥インフルエンザが発生するのだろうか?関係者は心配顔で空を見つめるのだろうか?
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ベストセラーになった本を割と読むようになったのは、ここ数年のことです。そんなわけもあって、恩田 陸の名前はNHKのドラマの「六番目の小夜子」を通して知っている程度でした。
「夜のピクニック」は、近所の本屋の店頭に平積みにされていたのが目に留まり、余り予備知識も無く、週末の読書用にと買ってきたものです。
読んでみて、とても面白かった。それで、恩田作品に興味を持って、「六番目の小夜子」「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」「三月は深き紅の淵を」「図書室の海」と立て続けに読んでみました。ただ、これら作品がサスペンスというかホラーというかドロドロしているのに対し、「夜のピクニック」は切ない青春小説といった印象を受けました。
ただ、共通しているのは、それぞれの物語はそれはそれで完結しているけれど、次につながりがあるようなすっきりした終わり方をしないという感じを持ちました。
「夜のピクニック」は、主人公の高校生の男女ふたりの過去とそして現在に至るわだかまり、戸惑い、思いが、高校の夜間歩行というただひたすら一昼夜歩き続ける行事の中で、彼らの仲間とともに淡々と語られます。
切なく優しい、いい物語です。
すでにベストセラーになった本を読むのは、照れというか、やせ我慢というか、食わず嫌いというか、妙な抵抗感があったのですが、やっぱりそれは損なことだと、この小説を読んで思いました。
追記
2007.10.21付け朝日新聞の朝刊に「千人70キロ 夜のピクニック」というタイトルで、茨城県立水戸第一高等学校の強歩大会を紹介していました。この記事を読むまで、「夜のピクニック」が実在する行事をベースにしていること、恩田さんが同校の卒業生であることを知りませんでした。
夜のピクニック
恩田 陸/新潮社(新潮新書)/2004(初出)
・ 書籍の紹介一覧 B0062
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※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。
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旧暦の8月15日の十五夜は有名だけど、旧暦の9月13日の月も月見の月なんだそうですね。
この十三夜の月は大豆や栗などの食べ頃の時期と重なるため、豆名月とも栗名月ともいうみたいです。
そういえば、今日の夕飯は栗御飯でした。
今日は十三夜、外に出ると肌寒さを感じます。でも、月は綺麗に見えました。先日、月に旅立った「かぐや」今頃何をしているのだろう。
静岡市葵区 2007.10.23 21:12
じゅうさんや【十三夜】
陰暦の十三日の夜。特に、月見をするならわしの陰暦の九月十三日の夜。
岩波 国語辞典 第四版/岩波書店
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この秋はパンジーやビオラの種を播きませんでしたが、近所の花壇ではもうパンジーの花を見ることができます。
多分、園芸店で購入したプロが育苗した苗だと思います。
僕みたいな素人が種から育てると、どんなに早くても花が咲くのは11月半ば以降だもの。
・ 関連Blogはこちらへ。
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Firefox が、 2.0.0.8 になったとMozilla Japan から、アナウンスされています。
今回のバージョンアップは、セキュリティアップデートと Mac OS X 10.5 への対応です。
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僕の子供の頃は背番号「10」の意味は、今よりも大きかったと思います。「ボールは友達さ」の大空翼も「10」番を背負っていた。
そして、今のサッカーでスターティング・メンバー11人の背番号を足して66になることは、極めて稀です。
それぞれのポジションで複数の役割をこなさなければならないことが、背番号と役割の関係をあいまいにしているのかもしれませんね。
サッカー大好きなボルタの背番号は何番だろう?
攻撃的ミッドフィルダーの7か8?結構、渋いところでボランチの5?
清水エスパルス「10」番を澤登正朗から引き継いだ藤本淳吾をバックに写真を撮ってみました。
体力つけて頑張れよ。藤本。
○フットボール・ボルタ #26
・ ボルタの製造・販売元:てつのまちぷろじぇくと
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ニュースを閲覧していたら、共同通信が一部のトヨタ車のリコール情報を配信していました。
我が家の車もトヨタなので、早速、トヨタのサイトのリコール情報を覗いてみました。
我が家の車は対象車種ではあるけれど、リコールの対象となる車体番号ではなかったので、今回のリコールとは関係ありませんでした。
今回(2007.10.17)のリコールは3種類あって、それぞれ不具合の箇所が違っています。
クラウン,クラウンマジェスタ,クラウンエステート,マーク2,ヴェロッサ,マーク2ブリット,プログレ,ブレビスでは、エンジンの燃料装置の不具合で、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがあるとのことです。
☆ 車体番号など詳しい情報は、トヨタのサイト「クラウンなど8車種のリコール」へ
シエンタ,ヴィッツ,ハイエース,レジアスエースでは、電動式燃料ポンプの内部モータと隣接するコイル線の干渉により、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあるとのこと。
☆ 車体番号など詳しい情報は、トヨタのサイト「シエンタ、ヴィッツ、ハイエース、レジアスエースのリコール」へ
bBでは、ステアリングシャフトとギヤボックスを連結しているボルトの締付不足により、最悪の場合、連結部が外れてかじ取り操作ができなくなるおそれがあるとのこと。
☆ 車体番号など詳しい情報は、トヨタのサイト「bBのリコール」へ
今回、我が家の車は関係なかったけれど、リコール対象が約47万台というから当然、該当する人も多いのでしょう。それそれのリンクを張っておきましたから、正確にはそちらで確認してください。
このブログで、2006.07.01にINAXの電気式浴室換気乾燥暖房機、2006.12.16にニンテンドーDS、DSLiteのACアダプタ、2007.05.30に松下電器の電子レンジと我が家にある物のリコールや不具合情報を取り上げました。そして、実際、リコールの対象となったのは、電気式浴室換気乾燥暖房機と電子レンジでした。
これらは、インターネットのニュースサイトでまず知り、それから対象メーカーのサイトで対象となる型番を確認し、該当すればメーカーの窓口へ連絡をしました。
リコールのようなケースでは、インターネットの即時性は役に立ちますね。
僕らは様々な物に囲まれて生活しています。当然、メーカーは安全性について十分な注意をして製品にしているのだと思います。でも、人間の作るものだから100%に限りなく近い安全性を担保することは可能でも、100%の安全は不可能だと思います。
それだからこそメーカーの安全性に対する考え方は、不具合が発生したときの対処の仕方に出てくるものと考えます。
ちなみに、我が家でリコールの対象となった電気式浴室換気乾燥暖房機のINAXも電子レンジの松下電器も、その対応は満足のできるものでした。
トヨタが47万台リコール
トヨタ自動車は17日、「クラウン」「シエンタ」「bB」など13車種、約47万台のリコールを国交省に届けた。燃料装置やハンドル装置に計3件の不具合があるという。うち「クラウン」など乗用車8車種、計約27万7000台は、燃料ポンプ内部のゴム製部品や燃料パイプに亀裂ができ、燃料漏れの恐れがある。「bB」約7万4000台は、ボルトが外れ、ハンドルが利かなくなる恐れがある。
2007/10/17/共同通信
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以前のエントリーに iTurnes でインターネットラジオ局の radioioJazz を、よく聴くと書きました。何時ものように radioioJazz を聴こうと思い、iTurnes のラジオ・ライブラリの Jazz を開くと、radioioJazz の少し上に Pat Metheny というストリームがあることに気がつきました。
Pat Metheny は、PAT METHENY.com が提供しているストリームで、パット・メセニーの音楽を提供しています。
radioioJazz も素敵なジャズを提供してくれて気に入ってよく聴くんだけど、PAT METHENY.comもメセニーの軽快で爽やかな音楽が流れ、僕のお気に入りになりそうです。
なお、PAT METHENY.com でメセニーの音楽を提供しています。(下のイメージの赤丸の部分)
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amazon のアソシエイトとして、コン テナ・ガーデニングは適格販売により収入を得ています。
僕が好きなソプラノサキソフォン奏者は、月並みだけどジョン・コルトレーンとウェイン・ショーターです。このふたり、同じソプラノサックスだけど、その音色は随分違った印象を受けます。
コルトレーンが硬質でストレートなのに対し、ショーターは柔らかく艶っぽい。まあ、僕の個人的な印象ですが...
「マイ・フェイヴァリット・シングス」でコルトレーンは、タイトル曲の「マイ・フェイヴァリット・シングス」と「エヴリタイム・ウィ・セイ・グッドバイ」でソプラノサックスを吹きます。
ミュージカル音楽のマイ・フェイヴァリット・シングスが、エキゾチックな民族音楽に聞こえるのは、何処か神秘的な響きを持つソプラノサックスの音色によるところが大きいのでしょう。それと、ショーターとの比較で、硬質でストレートなんて書いたけど「エヴリタイム・ウィ・セイ・グッドバイ」を聴いていると十分艶っぽいよな。
それはマッコイ・タイナーの控え目な(彼にしてはの話ですが)ピアノにもあるのでしょう。
「サマー・タイム」と「バッド・ノット・フォー・ミー」では、テナーサキソフォンを吹きますが、こちらはアグレッシブで華麗な演奏です。
このアルバム、A面とB面で印象が違っていて、A面はしっとりロマンチック、B面は活動的で元気、1枚でコルトレーンのふたつの面が楽しめます。
MY FAVORITE THINGS
John Coltrane(ss,ts) McCoy Tyner(p) Steve Davis(b) Elvin Jones(ds)
John Coltrane/ATLANTIC/1960
01. My Favorite Things
02. Ev'ry Time We Say Goodbye
03. Summertime
04. But Not for Me
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amazon アソシエイト:マイ・フェイヴァリット・シングス/ジョン・コルトレーン
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ヒトのA型インフルエンザの起源は鳥インフルエンザとされ、過去にも1918年のH1N1(スペイン風邪)、'57年のH2N2(アジア風邪)、'68年のH3N2(香港風邪)が新型インフルエンザとして発生し、猛威を振るいました。
そして今、もっとも新型インフルエンザへの変異が懸念されているのが鳥インフルエンザH5N1亜型です。2007.10.06のエントリーに書いたけれど、少しずつ人間の感染に適するように変異していて、不気味に感じます。
H5は、H7とともに高病原性鳥インフルエンザに分類され、H5N1ウイルスはニワトリなどに致命的な病原性を現します。この病原性のまま、ヒトに最適化される変異が起きたらと考えると空恐ろしくなります。
現在のH1N1、(H2N2)、H3N2のA型インフルエンザは、高熱が出て辛い病気ですが、それでも呼吸器を中心とした病気です。ところがH5N1がニワトリなどで示す病原性のまま新型インフルエンザになった場合は、呼吸器にとどまらず全身にウイルスが感染し機能不全を起すとされています。
「H5N1」は、アジアの架空の国で鳥インフルエンザが変異し病原性の高い新型インフルエンザが発生・拡散、そしてパンデミックに至る経過が書かれた近未来小説です。
筆者の岡田晴恵さんは、国立感染症研究所の研究員でインフルエンザを始めとした感染症についての本を多く記しています。この本は、以前紹介した「パンデミック・フルー」を物語仕立てにしたものです。
火種→苦悩→焦燥→憂鬱→発生→上陸→拡大→連鎖→混迷→破綻→崩壊という章立てで物語が進み、H5N1が日本社会を崩壊して行く様が描かれます。
最悪の事態として描かれているのでしょうが、現在の鳥インフルエンザの状況から出発しているので、あながち絵空事と笑えないところが恐ろしいところです。
新型インフルエンザ対策として、今の日本にプレ・パンデミック・ワクチンやタミフルの備蓄はどの程度あるのだろう?
そして、なにより篭城作戦のための食糧備蓄を1か月分くらいはしないとね。
H5N1 -強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ-
岡田晴恵/ダイヤモンド社/2007
・ 書籍の紹介一覧 B0061
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数年前に岡山駅で4両編成の0系新幹線を見たとき、とても懐かしく思いました。
東海道新幹線から0系は、1999年9月18日を最後に引退してしまったけれど、山陽新幹線では編成を短くして現役で走っています。
その0系も500系が'12年春までに東海道区間から山陽区間に押し出される影響で姿を消すと、少し前の朝日新聞が報じていました。
50歳手前の僕にとって、新幹線といえば丸っこい先端の0系です。そういえば科学特捜隊のビートル号もスーパージェッターの流星号も、先端が丸っこかった。丸味を帯びたフォルムが、僕の子供の頃の先端技術の象徴だったような気がします。
0系の現役で走る姿が、数年後にはみられなくなるのか。
下の写真は、東海道新幹線から0系が引退した時に記念に発売された2種類のオレンジカードが入っていた袋です。
初代新幹線0系、数年内に引退 N700系を大量投入
初代新幹線として64年に走り始めた0系が、数年以内に現役を退くことがほぼ固まった。東海道・山陽新幹線に7月から導入されたN700系が、11年度末までに大幅に追加投入されるためだ。丸い鼻が特徴の0系は現在、山陽区間で6編成が「こだま」上下21本に使われている。
JR東海とJR西日本は26日、N700系計42編成(計2000億円)の追加投入計画を発表。11年度末時点で、定期運行の全「のぞみ」がN700系に置き換わる。
これに伴い、JR西が独自開発した最速300キロの500系は、東海道区間から12年春までに消える。山陽区間専用になる500系に押し出される形で、0系は引退する見通しだ。
2007/09/28/朝日新聞
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新たな作用点を持つ抗インフルエンザ薬を慶応大学の研究チームが開発し来年にも臨床試験に入ることを、日本経済新聞が報じています。
現在、新型インフルエンザの数少ない対策のひとつとして、タミフルなどのノイラミニダーゼ阻害薬があります。この薬は、インフルエンザウイルスが感染した細胞内で増殖し、感染細胞から脱出するのを阻害することにより、ウイルスの増殖の拡大を防ぐものです。
一方、今回、開発された薬は、ウイルスが気道から体内に侵入するのを防ぐものだそうです。新聞記事によると、ウイルスが体内に侵入する際、標的とする細胞表面の「糖鎖」に「ペプチド」(アミノ酸が複数つながってできた物質)をくっつけて、侵入を妨害するとのことです。詳しいことはわからないけれど、面白い働きですね。
これから、動物での安全性の確認、そして臨床試験と、実用化されるまでに時間がかかりそうだけど、新型インフルエンザ対策に新たな手段が加わる可能性があるわけで、期待したいな。
ところで2007.01.25のエントリーに書いた、ウイルスが感染細胞内で増殖するのを阻害する富山化学工業の新薬の臨床試験は、順調に進んでいるのだろうか?
インフルエンザ 気道でブロック 慶大、細胞で感染させぬ薬開発
慶應義塾大学の佐藤智典教授は、新しい仕組みで作用する抗インフルエンザ薬を開発した。口から吸い込んで感染場所となる気道でウイルスを待ちかまえ、体内の細胞に進入するのを防ぐ。感染した細胞からウイルスが出てくる”出口”を抑える従来品とは異なり、”入り口”でブロックする。動物で安全性などを調べた後、来年にも臨床試験に入る計画だ。
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インフルエンザはウイルスが体内細胞に侵入して増殖し、細胞外へ出て広がっていく。従来の抗ウイルス薬「タミフル」などはウイルスの細胞の出口をとめ、ウイルスの増殖を抑える。
研究チームは、ウイルスが細胞表面の生体分子「糖鎖」を目印にくっつく過程に着目した。新薬はウイルスの糖鎖認識部分に「ペプチド」という物質を結合させた。この結果、ウイルスは細胞侵入の目印が分からなくなり、感染を防げる。さらに、開発した薬剤を吸い込むと、気道上部にうまく送り込めることも、製薬会社のシミュレーション(模擬実験)で分かった。
2007/10/08/日本経済新聞
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高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1亜型が、人間の体温でも増殖しやすく変異しているとことを日本とベトナムの研究チームが確認したとのこと。日本経済新聞が報じています。
もともと、鳥インフルエンザは体温が41℃前後のトリを宿主とするウイルスだから、それより低い人間の体温は人間に感染し増殖するためのひとつのハードルになっているんだと思います。
トリ→ヒトへの感染が確認され、ヒト→ヒトへの感染も疑われている中で、新型インフルエンザへの変異が、少しずつ進んでいるのかな?
H5N1のトリでの病原性のまま、新型インフルエンザに変異しパンデミックが起こることを想像するとぞっとします。
家で篭城するための食料の備蓄や対ウイルス用のマスクやゴーグルの購入を真剣に考えようか。
それにしても、日本経済新聞は他の新聞に比べて海外の情報も含めて、鳥インフルエンザに関する記事の配信が多いように思います。
経済紙だけあって、新型インフルエンザがパンデミックした時の経済に与える影響を懸念しているのか、ウイルス好きの記者がいるのか、わかりませんが・・・
鳥インフル、人間へ感染促す変異を特定・東大など
鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、人間に感染しやすい性質を獲得する際に不可欠とみられる新たな変異を、河岡義裕・東京大教授を中心とする日本とベトナムの国際チームが5日までに特定し、米専門誌に発表した。
こうした変異が重なると、人間の世界で爆発的に流行する「新型インフルエンザ」の出現につながると懸念されている。河岡教授らは昨年、やはり人間への定着に重要な別の変異も見つけており、これらの変異を監視することで、新型出現の危機がどれだけ差し迫っているかの判断に役立つと期待される。
チームは2004年にベトナムの1人の患者ののどと肺からそれぞれ採取した、2種類のH5N1型ウイルスを比較。のどの方のウイルスは、表面のタンパク質のアミノ酸が1カ所、グルタミン酸からリシンに変わっており、マウスに感染させると、のどや鼻など気道上部のさまざまな細胞で増殖しやすく、哺乳類の一般的な体温(約37度)より低い約33度でも増えることが分かった。〔共同〕
2007/10/05/日本経済新聞
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僕が初めて堀江敏幸の名前を知ったのは、NHK BS2で日曜日の朝8時から放送している「週刊ブックレビュー」で、彼の著作「バン・マリーへの手紙」が紹介されていたからです。その中で「思考の寄り道」といった表現を紹介者の方が使っていて、興味を持ちました。
そして、最初に読んだのが「熊の敷石」という作品です。「思考の寄り道」というだけあって、物語が進んでいく中で、主人公の考えや思いが、記憶や知識の中を浮遊し、しばらくするもとの物語に戻っていく、それがひとつの物語の中で何度も何度も繰り返される、不思議な読後感があります。
それで、もう一冊読んでみようと思い読んだのが、今回紹介する「いつか王子駅で」です。
僕が小学生の頃、祖母が東十条に住んでいて、夏休みになると東京へ帰省していました。王子は、京浜東北線で東十条のひとつ東京よりの駅で、駅前の飛鳥山公園の名主の滝に、夏の昼下がりよく遊び行きました。
そんなこともあって、「王子」のタイトルに惹かれてこの作品を読もうと思ったのです。
物語は、主人公の知人の印鑑職人が或る日、姿を消してしまうという話なのだけど、この作品も主人公の考えや思いが幾度となく浮遊します。
下町や昭和の情緒が雰囲気を持って描かれ、それはそれで心地よいものです。
でも、物語はなかなか進まず、何処にもたどり着かず終わります。
その浮遊感、今の僕には少々しんどいかも。
いつか王子駅で
堀江敏幸/新潮社(新潮文庫)/2006
・ 書籍の紹介一覧 B0060
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聴き手の気持がしっかりとしていないと、しんどい音楽があります。僕にとってエリック・ドルフィーも、そのひとりです。
それは、ドルフィーの音楽に対する切ないほどの真摯な荒々しさなんだと思います。
「ラスト・デイト」は、1964年、ヨーロッパへの演奏旅行中にオランダで現地の素晴らしいミュージシャンと共演したライブ録音です。この旅行中、ドルフィーは急逝し、この作品は、その名のとおり彼の最後のアルバムとなりました。
「エピストロフィー」のドルフィーの孤独で力強いバスクラリネットで、アルバムは始まります。この演奏を聴くたびに、ドルフィーがセロニアス・モンクと共演したらどうなるんだろう、どこかに録音が残っていたら聴いてみたい、そんな気持に僕をさせます。
「ラスト・デイト」は、ドルフィーの
"When you hear music,after it's over,it's gone in the air.You can never capture it again"
という言葉で終わります。
この一瞬の緊張感が、僕をしんどくさせるんだろうな。
凄い作品です。
LAST DATA
Eric Dolphy(fl,bcl,as) Misja Mengelberg(p) Jacques Schcls(b) Han Bennink(ds)
Eric Dolphy/fontana/1964 01. Epistrophy
02. South Street Exit
03. Madrig Speaks, the Panther Walks
04. Hypochristmutreefuzz
05. You Don't Know What Love Is
06. Miss Ann
・ LP・CDの紹介一覧 M0090
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amazon アソシエイト:ラスト・デイト/エリック・ドルフィー
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静岡鉄道 新静岡駅からふつ目の踏切(Google map)で、2007.02.10~08.02.09までの1年間、通常は黄と黒の縞模様の踏切の遮断桿を赤と白に変えたものを試験をやっています。
黄と黒よりも赤と白の方が目立つように僕は思います。ただ、見慣れるまでは景観に違和感があるかもね。
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昨日のエントリーに昨日未明に発生した神奈川県西部の地震について書きました。
マグニチュード4.9(暫定値)の規模の小さな地震だけど、東海地震との関係が少し気になりました。
それは、随分前に読んだ石橋克彦さんの「大地動乱の時代」の内容を思い出したからです。
石橋さんは東海地震説を唱えた研究者ですが、この本では主に東海・関東地方に発生する巨大地震のメカニズムについて書かれています。
その中で小田原付近の神奈川県西部の地震と東海地震、関東地震の周期的な連動性を指摘しています。
下の図は、同書から引用したものですが、小田原地震は1633年3月、1703年12月、1782年8月、1853年3月、1923年9月におよそ70年周期で発生しています。
一方、東海地震は1707年10月、1854年12月、1944年12月(1944年の地震は駿河湾の部分では発生せず空白域と呼ばれている)に発生し、1703年12月、1853年3月、1923年9月の小田原地震に引き続き発生しています。
また、関東地震は1703年12月、1923年9月と1703年12月、1923年9月の小田原地震と同時に起きています。
もちろん、筆者はわずか最近400年と前置きしていますが、この周期性と連動性は僕の興味を引き、小田原で大きな地震が起こったら東海地震を注意しなければなあ、とこの本を読んだ時思いました。
まあ、東海地震140年周期や小田原地震の70年周期を現時点で経過しても、この地域では巨大地震は発生していないし、今回の地震は小さな規模のものだけどね。このあたりが自然現象の予測の難しところでしょうね。
・ 引用:石橋克彦 「大地動乱の時代」P163 図5-1
静岡の周辺は、フィリピン海、太平洋、それと大陸のプレートなどが複雑に重なり合っているところです。この本は、そのプレートの動きの歪により発生する巨大地震のメカニズムがわかりやすく書かれています。
※ 今回の神奈川県西部の地震は、フィリピン海プレートと大陸のプレートの衝突しているところで発生したようで、詳しくは気象庁の「2007年10月1日02時21分ころの神奈川県西部の地震について」(PDF)に掲載されています。
大地動乱の時代 -地震学者は警告する-
石橋克彦/岩波書店(岩波新書)/1994
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今日の未明2時21分頃、神奈川県西部を震源(Google Map)とする地震があり、箱根町湯本で震度5強、小田原市荻窪で5弱だそうです。静岡は震度1だったこともあり、寝ていた僕はまったく気がつきませんでした。
[気象庁本庁 2007年10月01日02時38分発表〕
発生時刻:2007年01日02時21分頃
震源地:神奈川県西部 (北緯35.2度 東経139.1度 深さ10km)
規模:マグニチュード4.9
震度5強:箱根町湯本
震度5弱:小田原市荻窪
震度4:真鶴町真鶴 熱海市泉 東伊豆町奈良本
神奈川県西部地震(小田原地震)と東海地震の関係から、この地震、気になります。
追記:「大地動乱の時代/石橋克彦」(2007.10.02)
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