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2007.08.30

酒を飲んだ翌日も運転はできないかも

昨年の職員の飲酒運転事故を受け飲酒運転の撲滅に力を入れている福岡市で、職員がまた検挙されたとのこと。
勿論、組織を上げて飲酒運転撲滅に取り組み、飲酒運転をさせない体制を作ることは大切だけど、最後は個人の意識とかモラルの問題だから、謝罪をする市長さんも大変ですね。

それでも、警察庁のサイト(安全・快適な交通の確保に関する統計等)で調べてみると飲酒運転による事故は減少していました。
図1は、原動機付自転車以上の運転者(第1当事者)が起こした飲酒交通事故の推移です。棒グラフは、実際の事故件数、折れ線グラフは、事故件数をその年の運転免許補給者数で除して10万人当たりで表したものです。
図2は、各年の6月末までの飲酒死亡事故の推移の表です。この表では今年(2007年)を含めたデータの比較ができます。

飲酒事故の発生件数の推移(毎年12月末)
資料;運転免許統計(平成18年度版)(PDF).平成18年中の交通事故の発生状況について(PDF)./警察庁

飲酒死亡事故の発生件数の推移(毎年6月末)
資料:交通事故統計(平成19年6月末) /警察庁

これらの表から、2002年以降、飲酒事故及び飲酒死亡事故は減っていることがわかります。この減少は、'02年の道路交通法の罰則強化の効果でしょうか。

でも、これだけ飲酒運転が社会的な問題なっているなかで、飲酒運転がある一定数発生し無くならないのは、アルコール依存症のような病気てことも一部にあるだろうし、そもそも酩酊状態ではまともな判断はできないのかもしれないね。
こうなると、物理的に飲酒運転ができなくなるような装置を車に取り付けるしかないのだろうか。

それと、飲酒した翌日に検挙された例が、毎日新聞に載っていました。
飲酒終了後、9時間くらい経過していても、アルコールが残ることも十分考えられるてことですね。
2006.10.24の「アルコールの分解スピードについて」に書いたけれど、僕は基本的に飲んだ次の日の夕方くらいまでは、車の運転をしないことにしています。
でも、いったいどのくらい飲酒後時間をおいたらOKなのか、本当のところはわかりません。
そのうち、飲酒した次の日も車の運転は禁止なんてことになるかもね。

引用文福岡市職員、また飲酒運転で事故
福岡市は24日、同市の男性職員が23日、ミニバイクの飲酒運転で物損事故を起こしたと発表した。昨年8月に同市職員(当時)の飲酒運転で幼児3人が死亡した事故を受け、撲滅に取り組む中での再発に、吉田宏市長は「市民の皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と陳謝した。
2007/08/24/日本経済新聞

引用文懲戒処分:7時間睡眠後アルコール検出 運転の副主幹を停職処分 -- 山口市/山口
山口市は21日、酒気帯び運転と速度違反容疑で罰金26万円の略式命令を受けた市経済部の男性副主幹(40)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。同部長ら3人の上司も管理責任を問われ、口頭注意処分にした。
同市職員課によると、副主幹は6月15日午後11時ごろまで約4時間半にわたって市内の飲食店でビール大ジョッキ1杯と焼酎5杯を飲み帰宅。休日の16日午前9時20分ごろ、防府市富海の国道2号で乗用車を運転中、30キロの速度オーバーで県警の職務質問を受け、呼気1リットルあたり0.15ミリグラムのアルコールを検出した。
副主幹は自宅で約7時間の睡眠を取っており「アルコールが残っているとは思わなかった。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と話したという。
2007/08/22/毎日新聞

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