「地球にやさしい」という言葉
今、僕の使っている消しゴムの包装材には、「地球にやさしい」と書いてあります。
僕は、「地球にやさしい」という言葉に以前からなんとなく居心地の悪さを感じています。
この消しゴムでは、消しゴムの材料に燃えると塩素ガスやダイオキシン類の発生の原因となるポリ塩化ビニルを使っていないことや、包装材が古紙100%で資源を節約していることがコメントされています。
まあ、塩ビがどの程度、環境に負荷をかけているのかいないのか、古紙の使用が資源の節約にどこまでつながるのか、僕は詳しいところはわかりません。
消しゴムには責任はないけれど、毎日この消しゴムを使うたび「地球にやさしい」という言葉が目に入り、そして居心地の悪さを感じます。
人間が地球に負荷をかけ始めた発端は、食料を自ら生産し食物連鎖の環からはずれたことなんだろうと思います。そんな人間が「地球にやさしい」と言ってみたところでね・・・といった居心地の悪さです。
今、人間にとっての地球環境ということでいえば、二酸化炭素に代表される温室効果ガスの影響による温暖化でしょうか。(ちょっと勉強不足で、温暖化が本当に悪いことなのか、温暖化の主な原因が温室効果ガスなのかさえ、僕は理解していないんですが)
46億年といわれる地球の歴史の中で、温暖化をどの程度の期間で見ればいいのかよくわかりません。
そんなわけで、これから少しその関係の書籍でも読もうかと思っています。
ただ、環境問題を扱った本て一冊数千円して高くて、なかなか買えそうにありませんが。
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コメント
uesugiさん、こんにちは。
最近、少しずつ環境関係の本を読み始めました。ビョルン・ロンボルグの「環境危機をあおってはいけない」は、高価な本でしたが読み応えがありました。ご紹介の武田邦彦さんの本も探してみたいと思います。
二酸化炭素をどのくらい削減すると温度はどのくらい下がるのか、単純な疑問なのですが、明快な回答がまだ見つけられません。
投稿: Kaze | 2007.04.17 20:47
こんにちは。環境問題の(というか環境ビジネスが煽る)ウソについては
名古屋大学の武田邦彦氏の著作が最近話題になっているようです。
価格もそれほど高くないですし、本屋で手にとってみられては。
投稿: uesugi | 2007.04.17 07:38