「駅弁の東海軒」ビル解体
2006.07.29のエントリーでも紹介したJR静岡駅北口の国道1号線をはさんで立つ「駅弁の東海軒」ビル(Google Map)が、今年中にも解体されるそうです。
このビルは僕の子供の頃から見慣れたものですが、静岡新聞の記事によると1929年に建設されたとのこと。そうすると静岡空襲の戦火も逃れたのだろうか?
今、静岡駅周辺は再開発が進みつつあり、この跡地のエリアに静岡市でも一番高層の商業ビルが建つそうです。
少し淋しいですね。
東海軒元本社ビル解体へ 静岡・紺屋町再開発で移転
JR静岡駅北口で駅弁を製造・販売してきた東海軒(静岡市、平尾光久社長)が、同市葵区紺屋町から同市駿河区登呂に生産機能を移転して1カ月。78年にわたり営業を続けてきた同社の元本社ビルが紺屋町再開発ビル建設に伴い、早ければ5月にも解体される。同ビルは1929年(昭和4年)に建築され、市内に残る最も古い鉄筋コンクリート造りの建物の1つ。駅前の弁当工場として親しまれてきた建物の取り壊しを惜しむ声も上がっている。
同ビルは3階建てで、敷地面積約480平方メートル、延べ床面積約1870平方メートル。閉鎖される今年1月まで1階は店舗と工場、2階は工場と事務部門、3階は社員食堂などとして使われてきた。
建設当時は2階建て、正面の一部が3階建ての凸型の洋館で、静岡―清水間で開通した静清国道(現国道1号)建設のための地区内での移転新築だった。同じころ、静岡銀行本店や松坂屋、県庁などが建設され、県都・静岡市の中心地では町並みの近代化が進んだ。
2007/02/19/静岡新聞 夕刊
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 『立花隆が持っていた本が欲しい人』でなく、本の内容そのものに興味がある人の手に渡るようにしてほしい(2022.04.12)
- 政府は新型コロナウイルスワクチン4回目接種を検討ですか(2022.03.24)
- 2022年の静岡のサクラ(ソメイヨシノ)は3月21日に開花(2022.03.21)
- 2024年度末をめどにマイナンバーカードと運転免許証情報が一体化されるそうです(2022.03.13)
- 2022年の東海地方の春一番は3月5日(2022.03.05)
「スケッチブック」カテゴリの記事
- 駿府城公園の坤櫓が赤色にライトアップ(2021.11.07)
- とっくり型配水塔の和田島浄水場(2021.06.02)
- Nagasaki 1980.03(2019.08.09)
- 街はもうクリスマスの装いです(2017.11.14)
- 日赤の裏に建設中のビルは「ザ・呉服町タワー」と言うのか(2013.08.16)
コメント
syuwasyuwsaidaさん、こんにちは。
西武が撤退した後、どうなるかと思っていたらパルコが入り、3月15日が開店です。東海軒ビルのある国道1号線に面した一角は、市内でも一番高い商業ビルが建つそうです。また、静岡駅北口前も今、工事をしているし、駅前が余りパッとしなかった静岡も、変わりつつあります。
静岡に暮らしていると、変化に気づきにくいのですが、時間をおいて訪れると結構変わっているのでしょうね。
投稿: Kaze | 2007.03.11 22:23
国道沿いに建っている東海軒のあの茶色のビルが、
取り壊しですか。
う~~ん。さびしいですね。
西武デパートに行くときに、裏道から行くとちょうど、
東海軒の前をチョコチョコ通っていたのです。
西武は、パルコになってしまうという話が一時
静岡に住んでたことのある人の間では話題となっていましたが、
今度の静岡祭りに帰省の際に 、見納めと眺めてきます・・・。
投稿: syuwasyuwsaida | 2007.03.11 15:49