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2007.03.20

熊本のクマタカからH5N1型鳥インフルエンザウイルスが分離

熊本県内で2007年1月に衰弱死したクマタカから、鳥インフルエンザウイルスH5N1型が分離された旨、環境省からプレスリリースされています。

これからウイルスの遺伝子の解析がされると思いますが、このH5N1が本年当初に宮崎県や岡山県で発生した青海湖タイプに近いものということになれば、鳥インフルエンザウイルスの伝播経路としての渡り鳥説(渡り鳥→国内の陸鳥→ネズミや昆虫→ニワトリ)を裏付けるひとつになりますね。

それにしても、クマタカは死んでしまったけれど、死に至らない国内の鳥がいたとしたら、日本の野鳥でH5N1が定着してしまうことはないのだろうか?

引用文野生のクマタカからのH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスの検出について
本年1月4日に熊本県内で衰弱死したクマタカについて、鉛中毒の可能性を検査するとともに、併せて鳥インフルエンザウイルスの保有状況について検査したところ、本日、H5N1亜型の鳥インフルエンザウイルスを分離したとの報告が、検査を依頼していた鳥取大学農学部付属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターからありましたので、お知らせします。
環境省では、当該ウイルスの毒性等を判断するため、同センターに依頼し、引き続き病性鑑定及び遺伝子分析を実施することとしています。
2007/03/18/環境省 報道発表資料

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