宮崎県清武町・日向市の野鳥からはH5N1は検出されず
宮崎県、岡山県で今年の初め相次いで発生した鳥インフルエンザH5N1のうち、宮崎県清武町と日向市の養鶏場近辺の野鳥の糞からH5N1型ウイルスは検出されなかったと、asahi.comで報じています。
今回の鳥インフルエンザの発生の原因として、大陸からの渡り鳥がウイルスを運び、さらに小動物が養鶏場内に持ち込んだという説が有力ですが、なかなかそれを裏付ける結果が得られていません。
相当数の野鳥がウイルスに感染していれば糞から検出される可能性も高くなるのでしょうが、極わずかの野鳥が運んだとなると見つけ出すのは大変なこと思います。
宮崎県新富町や岡山県高梁市の結果はまだのようです。こういった調査って地道で丹念な努力が必要なんだと思います。
一方、福井県福井市の北潟湖のマガモの糞からは、H5N2が検出されたとのこと。
こちらは、2005年に茨城県などのニワトリに発生して問題になった鳥インフルエンザと同系統のウイルスです。
高病原性に分類されるけれど、ニワトリに対する病原性はH5N1より低いウイルスです。
インフルエンザウイルスのもともとの宿主は、鳥と言われているから、野鳥の糞を調べればいろいろなタイプが出てくるかもしれないね。
宮崎・日向市の野鳥も「シロ」 鳥インフル検査
宮崎県日向市で発生した鳥インフルエンザに関連して、環境省は16日、養鶏場周辺で採取した野鳥のフンなどを検査したところ、死んだ鶏から見つかった高病原性のH5N1型ウイルスは検出されなかったと発表した。
養鶏場の半径10キロ内で、カモ類のフン100点や渡り鳥のミヤマホオジロなど陸鳥102羽分の気管の粘膜などを採取して、鳥取市の鳥取大学鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターで検査していた。この冬に宮崎県と岡山県で発生した計4件のうち、野鳥のウイルス検査が陰性と出るのは、宮崎県清武町分に次ぐ2件目。
2007/02/16/朝日新聞
マガモの糞から弱毒型の鳥インフル検出 福井県
福井県は15日、同県あわら市内の北潟湖で回収したマガモの糞(ふん)の一部から、弱毒型の鳥インフルエンザウイルス(H5N2亜型)を検出した、と発表した。県によると、養鶏場の鶏が大量死した宮崎県や岡山県で確認された強毒型のH5N1型とは異なり、毒性は弱いという。福井県内ではこれまでに、鶏の異常死は確認されていないという。
国立感染症研究所(東京都)が研究用のため、昨年11月30日から同12月13日まで北潟湖周辺で野鳥の糞73検体を採取。このうち11月30日と12月5日に採取した3検体から検出されたという。
2007/02/15/朝日新聞
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