宮崎でまた鳥インフルエンザ発生?
今日の朝日新聞の夕刊に宮崎県清武町で発生した鳥インフルエンザは、H5N1型のうち一昨年から中国で流行しているウイルスと遺伝子の塩基配列が99%以上一致したと報じていました。
やはり、中国から韓国、日本へと渡り鳥が、ウイルスを運んできた可能性が高まったんだと思いました。
そして、寝る前にニュース・サイトを巡回していたら、宮崎県の別の養鶏場で、鶏が大量死し、鳥インフルエンザの陽性反応もでているとの記事が、目にとまりました。
今回の発生は日向市で、清武町とは60Km離れており、他の状況からも、清武町のウイルスが運ばれたとは考えにくいと、県は現状では見ているそうです。
いずれは、原因が鳥インフルエンザなのか、そうすれば型は何なのか、調査が進められると思います。
原因が大陸からの渡り鳥だとすると、相当数の渡り鳥がウイルスを持っているってことだろうか?まあ、渡り鳥や野鳥の調査も行われると思いますが。
それにしても、清武町の発生における防疫の対応は、迅速で評価できるものだと思いました。そして、この手の防疫対策は、早期発見と迅速な対応が何より重要だと感じました。
今回の日向市での発生との関係が気になるところですが、ほっと一息ついたところで、また対策にあたらなければならない現場の人たち、頑張ってください。
宮崎の鳥インフル、中国で流行のウイルスと一致
宮崎県清武町で発生した鳥インフルエンザのウイルスが、一昨年から中国などで流行しているウイルスとほぼ同一の遺伝子を持っていることが専門家らの調査でわかった。専門家は、中国大陸から渡り鳥などによってウイルスが日本へ運ばれた可能性が高いとみている。農水省は感染経路をさらに詳しく調べる。
同町の養鶏場で鶏を大量死させたウイルスを県が採取し、その遺伝子を茨城県つくば市の動物衛生研究所が解析していた。その結果、05年5月に中国で発生が確認されたH5N1型の強毒性鳥インフルエンザウイルスの遺伝子と塩基配列が99%以上、一致したという。東南アジアで猛威を振るうH5N1型ウイルスとは遺伝的に近くないとみられる。
2007/01/23/asahi.com
宮崎の別の養鶏場で鶏が大量死 鳥インフルエンザ陽性も
宮崎県は23日、同県日向市東郷町の養鶏場で同日までの2日間で鶏約570羽が死んだと発表した。高病原性鳥インフルエンザについての県の簡易検査では11羽中1羽が陽性で、4羽が陽性が疑われる疑陽性だった。県は感染の疑いが強いとみて、ウイルス鑑定の作業を開始。養鶏場から半径10キロ以内の養鶏場に、鶏や卵の移動自粛を要請した。同県では、清武町でも13日に感染が確認されているが、互いに約60キロ離れており、県は「清武からウイルスが運ばれたとは考えにくい」とみている。
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県の調べでは、今回の農場と、13日に感染が確認された清武町の農場とは、ヒナや餌の入荷元は異なり、同じ業者の出入りもなかった。20日までの清浄性検査でも感染の拡大が確認されておらず、同町の養鶏場からウイルスが運ばれたとは考えにくいと見ている。
2007/01/23/asahi.com
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