新型インフルエンザの対策
去年の1月下旬にインフルエンザに感染してしまったけれど、今年の冬はインフルエンザの流行はどうなんだろう?
昨年晩秋からノロウイルスが起因する感染性胃腸炎が例年になく発生し、マスコミでも随分取り上げられていました。
僕はノロウイルスに対する認識が浅いのか、この流行にもどちらかと言えば高を括っていました。まあ、乳幼児や高齢者、免疫力の極端に落ちた人などを除いた普通に健康な人なら、2~3日苦しめば直ってしまうだろうと。
ただ、牡蠣(一般的にノロウイルスの感染源のひとつとされているけれど、今回の発生の原因とは考えにくい)の消費減退の報道を耳にすると、新型インフルエンザが発生した時の混乱は相当なものなんだろうと思いました。
そうしたたくさんのノロウイルス関係の報道がされる中、新型インフルエンザ対策についてもいくつか取り上げられていました。
ひとつは、厚生労働省が都道府県に陰圧式テントを配備するというものです。
そしてもうひとつは、同省が新型インフルエンザワクチンの原液を備蓄する方針を固めたというものです。
ひとたび病原性の強い新型インフルエンザが発生すれば、医療機関は野戦病院と化すかもしれません。また、新型に対しワクチンやタミフルがどこまで有効かもわかりません。
でも、現時点で考え得ることは対応をしておくことが必要でしょう。
それと、パニックによる2次、3次被害が起きないような情報の管理もね。
発生時は、医療関係者や行政、社会のインフラを支えている人たちは、ワクチンとタミフルで対応し、そして一般人は、同省が呼びかけるように、2週間の食料の備蓄をして家に篭るということかもしれませんね。
陰圧式テントを各県に配備 新型インフルで厚労省
国内での新型インフルエンザ発生時に医療機関を訪れた患者間で感染が拡大するのを防ぐため、厚生労働省は感染患者とそれ以外の患者を分けるスペースとして使う「陰圧式テント」を都道府県に配備することを決め、21日公開した。
テントは縦4メートル、横5メートル、高さ2・8メートル。チューブ状の柱に空気を流し込むと約2分で膨らみ、簡単に設営できる。内部の気圧を低く保って外部にウイルスが漏れるのを防ぐ仕組みで、1張りに簡易ベッドを6床並べることができる。冷暖房も備えている。
2006/12/21/北海道新聞
ワクチン国費で買い上げへ 新型インフルエンザ対策
厚生労働省は3日までに、新型インフルエンザの発生に備えて国内ワクチンメーカー4社が計1000万人分を目標に製造しているワクチンの原液を国費で買い上げ、備蓄する方針を固めた。平成18年度の補正予算案に計45億円を計上した。
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行動計画では、ワクチン製造は抗ウイルス薬タミフルの備蓄と並ぶ対策の重要な柱。ワクチンは本来、新型インフルエンザの発生後にしか製造できないが、新型に変化する恐れが最も大きいウイルスを基に製造しておくことでワクチン製造が本格化するまでの「時間稼ぎ」に使う計画だ。
2007/01/03/産経新聞
厚労省が新型インフルエンザ対策「食料2週間分確保を」
厚生労働省は、人から人へ感染する新型インフルエンザが国内で流行した際に備え、国民に2週間分の食料を確保することなどを求める方針だ。外出を極力控えることを促し、感染者との接触で患者が増える事態を防ぐ。新型発生時の行政や個人の役割を定めるガイドラインに盛り込み来年1月にもまとめる予定だ。
2006/12/22/日本経済新聞
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