新型インフルエンザ薬の臨床試験
富山化学工業が、新型インフルエンザにも対応した抗インフルエンザ薬を開発し、その治験に入るとの記事が、日本経済新聞に掲載されていました。
富山化学のプレスリリースによると、抗インフルエンザ薬「T-705」は、ウイルス由来RNAポリメラーゼ阻害剤とあり、ウイルスが感染細胞から脱出するのを阻害するタミフルに代表されるノイラミニダーゼ阻害剤とは作用点が違っています。
詳しいところはわからないけれど、ウイルス遺伝子が感染細胞内で増殖するのを阻害するようです。
2006.02.02のエントリーに書きましたが、インフルエンザウイルスに特異的に作用し、ヒトのDNAの増殖には影響を与えない薬の開発は、難しいだろうな。
この薬が実用化されれば、新型インフルエンザへの対抗手段が増えるわけで、今後の経過に注目したいです。
また、タミフルはスイスのロシュ社のものだけど、製造元が増えることは、危険分散の点でも意義があると思います。
インフルエンザ薬 富山化学「新型にも効果」
富山化学工業は新型インフルエンザの治療薬について、人を対象に安全性や有効性を確認する臨床試験(治験)を国内で今週中に始める。成功すれば国産初の抗インフルエンザ薬になる。米国で二○○九年の発売を目指す。
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インフルエンザウイルスは細胞に侵入すると自分の遺伝子をコピーしながら増殖する。増殖したウイルスは細胞の外に放出されて次の細胞に感染する。タミフルなどはウイルスの放出を抑える作用があるが、富山化学が開発する薬は細胞の中でウイルスがコピーされるを防ぐ効果があるという。
富山化学は、開発が順調に進めば抗インフルエンザ薬を三年以内に発売できるとみている。ただ患者の集まり具合で治験が長引いたり、製造販売承認を得るための当局の審査に時間がかかったりする可能性もある。
2007/01/23/日本経済新聞
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