はじめての文学 村上春樹/村上春樹
文藝春秋から出された「はじめての文学」シリーズの村上春樹編です。現在、村上春樹と村上龍が既刊され、今後順次、日本の近代小説の作家が追加されていく予定のようです。
「はじめての文学 村上春樹」には、若い人向けの短編小説として村上自らがピックアップした17編が収められています。
そして、巻末には「かえるくんのいる場所」と題して、選んだ短編の手短な解説が書かれていて、村上ファンならこの部分も楽しんで読めるかもしれません。
主に短編集「カンガルー日和」「夜のくもざる」「レキシントンの幽霊」「神の子どもたちはみな踊る」からピックアップされているので、読んだことを憶えていたり、すっかり忘れていたりで、割と新鮮な感覚で読むことができました。
僕は、村上の短編も長編も好きですが、短編は主題がすっきりしていていいですね。はじめて村上作品を触れる場合は、短編から入るのも手かもしれません。
はじめての文学 村上春樹
村上春樹/文藝春秋/2006
・ 書籍の紹介一覧 B0041
・ MediaMarker
※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。
・ この記事は「春樹さんGoo!」(四面楚歌はかく語りき)にトラックバックしました。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 西之島の成長過程がよくわかる海上保安庁のデータベース(2024.07.22)
- 静岡市役所青葉通り側のちびまる子ちゃんのマンホール(2024.07.02)
- 静岡市歴史博物館内堀側のちびまるこちゃんのマンホール(2024.05.22)
- 米国で13年ゼミと17年ゼミが221年ぶりに同時に発生する(2024.04.16)
- 城北公園の枝垂桜は散り始め(2024.04.02)
「書籍の紹介」カテゴリの記事
- 清水港の鉄道と荷役/フェルケール博物館(2023.05.30)
- 富士宮の歴史 自然環境編/静岡県富士宮市(2023.05.14)
- 見えない絶景 深海底巨大地形/藤岡換太郎(2021.10.13)
- ゆでめん/野上眞宏・鈴木 茂(2021.10.02)
- 緊急提言 パンデミック/ユヴァル・ノア・ハラリ(2021.07.25)
コメント