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2006.12.29

風が強く吹いている/三浦しをん

痛快に面白い本です。

走ることに見放され、それでも走ることを考え続けている二人、清瀬灰二(ハイジ)と桑原走(かける)を軸に竹青荘の下宿人10人で、箱根駅伝を目指す荒唐無稽な話です。
10人の個性がよく描かれていて、特にラストの箱根駅伝の各区のひとりひとりの物語に惹きつけられます。

「速く」ではなく「強く」の意味や「頂点」の意味が全編を通して語られます。

現実にはあり得ない話と云々する前に、楽しんで読んでしまった本です。

本風が強く吹いている
三浦しをん/新潮社/2006

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風が強く吹いている
三浦 しをん
新潮社 ( 2006-09-21 )
ISBN: 9784104541041
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

※ 「おすすめ度」は、Amazon.co.jpのカスタマーレビューにおけるおすすめ度です。

・ この記事は「「風が強く吹いている」 三浦しをん」(頑固でいい加減)と「青春を見ました。」「風が強く吹いている」(T-SAITO 読書日記)と「「風が強く吹いている―三浦しをん」(趣味は読書(自称))にトラックバックしました。

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コメント

花梨さん、はじめまして。
花梨さんの「風が強く吹いている」エントリーが楽しかったので、トラックバックしました。
ココログのトラックバック機能、上手く送られなかったり受け取れなかったりすることが、時々起こります。困ったものですね。

投稿: Kaze | 2007.12.19 22:19

kazeさん、こんにちは。
面白かったですよね~。大好きな1冊です。
私はノンストップで読んでしまいました。

TBありがとうございます。
TB返しをしようとしたのですが、上手く出来なかったので、コメントだけさせて頂きました。

投稿: 花梨 | 2007.12.19 21:34

t-siatoさん、明けましておめでとうございます。
三浦しをんの著作は「風が強く吹いている」が初めてです。この本のほとんどは、移動中の電車の中で何回かに分けて読みました。長編ですが、降りる駅を忘れるぐらいに読みふけってしまいました。面白いですよ。

投稿: Kaze | 2007.01.05 21:09

kazeさん、あけましておめでとうございます。
今年は年賀状を出し忘れてしまいました。すいません。もうすぐ届くと思います。
箱根駅伝物では、「強奪箱根駅伝」と「Run!Run!Run!」が待ち行列に入っています。そちらが終わったら、「風が強く吹いている」も読んでみますね。
(「三浦しおん」さんは「むかしのはなし」を途中放棄した過去がありますので、ちょっと敬遠しています)
今年もよろしくお願いします。

投稿: t-siato | 2007.01.05 18:50

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風が強く吹いている―三浦しをん 蔵原走(かける)は寛政大学に入学することになったが、アパートの契約金を全部マージャンですってしまい、野宿しながらコンビニでパンを盗む日... [続きを読む]

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