狂犬病と狂牛病
狂犬病で亡くなられた方のことを読売新聞で知りました。
厚生労働省の情報によれば、昭和32年までは日本の犬にも狂犬病が流行していて、病気の犬に噛まれて亡くなった方も大勢いたそうです。
その後、犬に対する狂犬病ワクチンの接種の義務付けや野犬の捕獲によって、日本では撲滅されました。これは、僕の生まれる前のことです。
それでも僕が、狂犬病が発病すると致死率がほぼ100%の恐ろしい伝染病であることを知っているのは、犬のワクチン接種が今でも続いているからでしょう。
でも、世界的に見ると、狂犬病が撲滅された日本はむしろ稀な国で、今でも恐ろしい伝染病です。
ところで、RNAウイルスの狂犬病とはまったく違うけれど、異常型プリオンタンパク質が原因とされるBSE(牛海綿状脳症)は狂牛病と以前呼ばれていました。
狂犬病が今だ狂犬病と呼ばれているのに対し、狂牛病がBSEと名前が変った経緯を知りたいような気になります。
狂犬病発病の60歳代男性が死亡、フィリピンで感染
京都市は17日、フィリピンで8月末に犬にかまれて狂犬病を発病し、意識不明の重体だった同市内の60歳代の男性が同日未明に死亡した、と発表した。
2006/11/17/読売新聞
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コメント
三島の畜産人さん、貴重なコメントありがとうございます。
早速、コメントのURLにアクセスして、やや長文なのでプリントアウトして読みました。
狂牛病の呼称は、英国の農民が呼んだ'mad cow diseases'の直訳が端緒ですか。確かに狂牛病という言葉は、多分に情緒的でインパクトがあり、僕のような一般人には印象に残ります。
でも今は、畜産や衛生関係者の努力の甲斐もあってか、BSEが定着しました。
いい勉強になりました。
ところで、山内一也東大名誉教授の人獣共通感染症連続講座は現在173回を重ねていますが、面白そうなタイトルが多くあります。今度、じっくり読んでみようと思います。
投稿: Kaze | 2006.11.20 22:35
狂牛病と狂犬病の命名については、山内一也東大名誉教授の連続講座に記載があります。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf41.html
投稿: 三島の畜産人 | 2006.11.20 21:23